ぶどうを使って酵素シロップ作りに挑戦
今回は、ぶどうを使って酵素シロップを作ってみたいと思います。
ちなみにぶどうの果実部分は、ブドウ糖や果糖などの糖質が主成分となっていますのでエネルギー源として、皮の部分はポリフェノールが豊富に含まれていますので、抗酸化作用やアントシアニンにより視力回復への効果が期待できそうです。
基本的にはどの材料を使っても作り方は変わりませんので、詳しい作り方の手順については、「酵素シロップの作り方【手順編】」のページで紹介していますので参考にして頂ければと思います。
ただ今回も、前回作ったパイナップルのシロップと同様に、酵素ドリンクを入れて作ってみたいと思います。
今回材料として使うのは、ぶどう1房と上白糖(白砂糖)です。
1.材料を切る
ぶどうはよく洗ってからキッチンペーパーなどで拭き、半分に切ります。(種がある場合も取り除く必要はありません。)
2.材料を容器に入れる
ぶどうと上白糖の分量の割合は1:1.1。
最初に上白糖を下に敷きつめてから、ぶどう→上白糖→ぶどう→上白糖と3〜4層くらいに重ね、最後に上白糖を被せます。
さらに今回も、手の常在菌を使って酵素シロップを作るのではなく、実験的に完成された市販の酵素ドリンクを入れて作ります。理由は、同様のやり方でパイナップルの酵素シロップを作った際に、味がまろやかで飲みやすかったからです。
また手の常在菌を活用して酵素シロップを作ること自体は問題ないと言われていますが、市販の酵素ドリンクの方がなんとなく、衛生面で安心な気がしますし、手で混ぜないので多少手間が少なくて済みます。
酵素ドリンクに関しては、添加物などが含まれていると腐敗の原因になりそうなので、添加物が一切入っていない、酵素ドリンクを使っています。
ただパイナップルの時は最終的にシュワシュワした感じがなかったことから、今回のぶどうでその辺りチェックしてみたいと思います。
容器の口は空気が入るように、開いたままにしておくか、虫や埃などが入らないか気になる方は、ガーゼを上に被せてから輪ゴムなどで絞っておきましょう。
3.毎日かき混ぜる
酵素ドリンクを活用して作りますので、手でかき混ぜず、ヘラを使って、毎日1日1〜2回かき混ぜます。
4.その後の経過
10日後、ぶどうの果実も吸い出されてシワシワになっていましたので、ぶどうのシロップは一応完成としたいと思います。
ただ今回もシュワシュワした感じはありませんでしたので発酵はしていないのかな?と思いました。
ぶどうの皮に含まれているポリフェノールが出ており、紫色の酵素シロップになっています。
早速原液を飲んでみましたが、ブドウの味は確かにしますが、甘ったるくてちょっとクセがあり、正直美味しくはなかったです。
水で薄めたシロップも同様にメタボー的にはダメでした。
パイナップルと今回作ったぶどうを市販の酵素ドリンクを活用して酵素シロップに挑戦してみましたが、結果的には発酵しているような感じはなく、酵素シロップとは言えないかなと思いましたので、酵素ドリンクを活用して酵素シロップを作る実験は終了したいと思います。
あと残ったぶどうについては、ご覧の通り果実もほとんどなくなり、皮だけのような状態でしたので、ドライフルーツにせずに、そのまま捨てることにしました。
手作り酵素シロップ一覧
グレープフルーツ |
柿&レモン |
生姜&ゆず |
バナナ |
キウイフルーツ |
みかん |
パイナップル |
ぶどう |
【豆知識】ぶどうのカロリーと選び方
のど越しが良くさっぱりとした口当たりが人気のぶどう。種類も沢山出回っていますが、カロリー換算はほぼ皆同じで100gあたり約50kcal前後になります。
低カロリーで100g中15.7gがブドウ糖と果糖、残りが水分からなるぶどうですが、果肉はエネルギーに直結する糖質なので高熱で体力を消耗した体や病中病後の回復食として十分な栄養食に期待できます。
食べる前に知っておきたい、ぶどうの選び方
7月から10月にかけて出回る露地物も、輸入やハウス栽培のぶどうも鮮度のよい状態のものを選びましょう。
選び方1
枝が枯れた状態のものはNGです。緑がかった枝で、切り口がみるからに新しいものにしましょう。
選び方2
粒が枝からポロポロと外れるものは古い状態です。しっかりと粒がつき、房を手に持ってずっしりと重みのあるものにしましょう。
選び方3
粒は果皮にしわが寄っていなく、色が濃く弾力と張りのあるものにします。果皮の表面が白っぽくなっているのは美味しくて食べごろのサインであるブルームと呼ばれる熟成現象です。農薬と間違われる方が多いですが、白っぽい粉をふいた状態のぶどうを選ぶようにしましょう。