バナナを使って酵素シロップ作りに挑戦
今回は読者さんからのご要望もありましたので、バナナを使って酵素シロップを作ってみたいと思います。
ただ柿と同じく、かなり甘ったるくなりそうな予感はするのですが。。
ちなみにバナナは、抗酸化作用があるポリフェノールが野菜や果物の中でトップクラスの配合量で、さらにビタミンやミネラル類もバランス良く含まれていることから、美容や健康効果が期待できそうですね。
基本的にはどの材料を使っても作り方は変わりませんので、詳しい作り方の手順については、「酵素シロップの作り方【手順編】」のページで紹介していますので参考にして頂ければと思います。
今回材料として使うのは、バナナ3本と上白糖(白砂糖)です。
1.材料を切る
バナナは、皮を剥いても剥かなくてもOKで、5〜7mmほどの輪切りにします。
ちなみにメタボーは酵素シロップにした後のバナナを、ドライフルーツにするので皮は剥きました。
あとバナナの皮を剥いた場合、白い筋のようなものがあると思いますが、抗酸化作用のある成分が多く含まれているようなので、これは取り除かなくても構いません。
2.材料を容器に入れる
バナナと上白糖の分量の割合は1:1.1。
最初に上白糖を下に敷きつめてから、バナナ→上白糖→バナナ→上白糖→バナナと3〜4層くらいに重ね、最後に上白糖を被せます。
容器の口は空気が入るように、開いたままにしておくか、虫や埃などが入らないか気になる方は、ガーゼを上に被せてから輪ゴムなどで絞っておきましょう。
3.毎日かき混ぜる
手についている常在菌を利用して発酵させていきますので、毎日水洗いしてしっかりと拭き取った素手で1日1〜2回かき混ぜます。
4.その後の経過
10日後、砂糖も溶けてバナナもほとんど崩れていましたので、これでバナナのシロップは終了としたいと思います。
ただ容器に移す為にこし器で取り出そうとしたのですが、バナナの細かな繊維がかなり溶けだしているようで、こし器が目詰まりしたりして、うまく取り出すことができませんでした。
結局容器に移してみた所、わずか60ml程度でした。
これは失敗ですね。。
今回なぜ失敗したのが原因を考えてみました。
根本的に酵素シロップ作りにバナナが材料として向いていない。
材料を容器に入れる際に、薄く切りすぎた。(時間の経過とともに崩れやすくなる。)
かき混ぜる時にもう少し優しくかき混ぜるべきだった。
以上のことから、もしバナナで酵素シロップ作りに挑戦するなら、
材料は、3cm間隔くらいで切る。(皮つきだとより崩れにくくなりそう。)
バナナが崩れないように、優しくかき混ぜる。
この辺りがポイントになるかなと思いました。
ちなみに味については、甘ったるく飲みにくいかなと想像していましたが、確かにかなり甘いですが、黒く熟したバナナの味によく似ているので、飲みにくさはなく、反対に原液のままでも美味しかったです。
あとパンなどにジャム代わりに塗ったりしても美味しいと思いました。
手作り酵素シロップ一覧
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パイナップル |
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【豆知識】バナナのカロリーと気になる効果
家庭に常備されている果物といえば、誰もが好きなバナナではないでしょうか。
バナナは値段が安価でありながら量も多く、そのうえ抜群の栄養価を持つ点から家族の多い家庭では本当に重宝する存在です。
バナナは1日1本を食べる習慣によって癌を抑制する効果が確実に体内に届く栄養分でありながら、そのカロリーは1本あたり84kcalと意外に少なめです。
食べ過ぎを心配される方もみえますが、3本でもお茶碗1杯分なので、朝食にもぴったりといえます。
バナナの栄養パワーを丸ごと吸収
バナナには整腸作用に付随するもの、抗酸化作用に付随するもの、脂肪燃焼作用に付随するもの、代謝作用に付随するもの、酵素の働きに付随するものなど、5つの免疫効果があるといわれます。これらの免疫効果はバナナの熟成状態にも大きく左右します。
シュガースポットといわれるキリン模様が現われた状態まで熟成させることで、5つの免疫パワーを余すことなくいただけるのです。
また、シュガースポットがでる頃に食べるのは理に適っていて、バナナは熟成された状態になると含まれる糖質をエネルギー消費しやすいブドウ糖や果糖に変換するのです。このため、夜食に食べても体に優しく、消化吸収されやすい果物としてのメリットが生まれます。
バナナから得られる効果
糖質の消化速度がゆるやかなので、血糖値が急激に上昇しない。
体を冷やす成分を逆手にとって、高熱時に熱さましの効果が得られる。
必須アミノ酸が鉄分と相乗して、カルチニンといわれる脂肪燃焼促進物質を合成する。
消化吸収に優れ、腹もちがよいのでダイエットに適している
白血球の働きを促進して、免疫機能全般を向上させる。