フルーツ断食とは?行う際のポイントなど
フルーツ断食はプチ断食に比べるとハードな面が否めませんが、体験者の多くが実践しやすく定期的に行いやすいと評価を付けている断食方法です。
断食自体が初めてのケースではフルーツのみを食べる行為に躊躇しがちですが、トライしてみると果物の持つ腹持ち感と食べ応えから食の欲求が満たされて、不思議なほどスムーズに断食が行えるのが大きな特徴となっています。
太る心配は大丈夫?フルーツ断食とは?
フルーツ断食はフルーツを断つイメージが先行しがちですが、その真逆でフルーツのみを食べて断食を行う方法です。
手順としては断食を2日間=48時間行い、その間の3食の食事内容は全てフルーツのみに限定するシンプルなスタイルです。
気になる食べる量ですが、何と制限はありません。自分の好きな果物をお好みで、好きなだけ食べてよいのです。
水分補給は水もしくはノンカフェインの無糖ハーブティーで、こちらも制限はありません。みかん3個でかなりの食べ応えがあり、果物に含まれる水溶性食物繊維の満腹感に正直、驚いてしまいます。果物好きな女性には無理なく挑戦できる、実践しやすい断食方法と言えます。
しかし、一方で気になるのが果物に含まれる糖分の懸念です。3食全て果物ばかりで太らないのでしょうか?
果物は沢山食べるべき食品!
日本人の果物の消費量は先進国の中では最下位です。トップのオランダでは1日あたりの個人の果物消費量が440gであるのに対して、日本は140gという少なさです。
近年、生活習慣病が蔓延して癌大国になりつつある日本ですが、栄養面の有識者や厚生労働省などの国の機関では野菜と果物の摂取量が少なすぎる背景が病気体質を招く要因であると警鐘を鳴らしています。
この事実からも果物の摂取量を増やす機関「果物のある食生活推進全国協議会」が設立され、1日200g以上の果物摂取を呼び掛けています。
因みに世界がん研究基金や米国がん研究財団では1日400gから600g以上の果物の摂取が理想であると唱えています。
果物には果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖分が含まれますが、この甘さはお砂糖と同じグラム数であっても甘さとして数倍強く感じる特性を持っています。このため、糖分への懸念が強い果物でも実際にはカロリーが少なく、チョコレートを例に挙げると100gで557kcalに対して、甘味の強い桃であっても同じ100gでもわずか40kcalのエネルギーに換算されるのです。
糖分が直結する糖尿病さえも心配どころか、果物の摂取によってむしろ予防効果があり、糖尿病学会でも1日80kcalは果物を摂るように薦めています。
フルーツ断食を始める前に注意点を知っておきましょう
断食期間の前後の食事内容にも気を使いましょう
栄養の行き渡らない体で断食を行うと体が悲鳴をあげてしまいます。断食前はアルコールなどは一切立ち、体に優しい和食中心のバランスの摂れた食生活を心掛けます。
栄養がしっかり補給された体を作っておきましょう。断食後は消化器官に負担をかけますので、スープや味噌汁などで食事を再開し→次に野菜を中心とした内容→晩御飯あたりからおかゆなどの流動食形態の炭水化物の摂取をして、徐々に普段の食事に戻していきましょう。
果物は極力、体を冷やす南国系のものは避けましょう
パパイヤのように消化酵素をたっぷり含むものもありまが、南国系の果物は体を冷やすので、極力主体にならないように気を付けます。
なし、りんご、メロン、かきなど季節毎に出回る果物が良く、中でも水分を多く含んだ果物が食べやすくてお薦めです。
必ず生のままで食べるようにしましょう
果物の持つ酵素の力を十分に取りいれることができるので、生で食べます。
朝は体内で排泄のサイクルが働く時間帯になりますので、負担をかけないために果物は1種類にします。食欲のない朝は、食感を残したジュース状にして果物を摂取しても良いでしょう。
体調が悪いときにはやめておきましょう
風邪などの体調不良時や、生理期間中はホルモンのバランスが崩れて断食の成果も良く出ません。体調が万全な健康状態が良いときにフルーツ断食を実践しましょう。
特に読んでもらいたいコンテンツ一覧
復食(回復)期間のレシピ〜メタボーが実践のメニューも公開中!