期待できる効果とおすすめ果物について
フルーツ断食の魅力はダイエットだけに留まらない、体のリズムを根本から整える効果にあります。そして、その中にはこれまでの果物に対する概念を払しょくさせるような効果も含まれています。
果物は全般的にエネルギー量が少ないのですが、カリウム、ビタミンＢ、ビタミンＣ、植物繊維、マグネシウム、ビタミンＡなど、体調維持をコントロールするうえで必要な成分が凝縮した食品です。
断食によってこれらの成分がすっと体に浸透することで、生活習慣病に繋がる様々な予防効果が一層高まることが医療分野でも認められています。
体を活性させる酵素の力
フルーツ断食の特徴は何といっても、生の果物を３食とも食べるというスタイルです。特に果物は子孫を繁栄させるために植物が産生したものなので、種を成熟させるための栄養価が沢山詰まっています。
また、種を守るための防御能力として抗酸化物質を含んでいるので、生で食べることで含まれる酵素が体内の補酵素として活性して免疫力を増強します。
プチ断食に使われる酵素ドリンクの効果と同じ原理を持ち、食事の代替えでいただくことで酵素を余すことなく体内に吸収でき、消化に必要な触媒作用を回復させて根本から身体機能を正常にしていきます。
そしてこの酵素の力が活性するからこそ、酵素が触媒となって果物に含まれる成分が有効に効果をみ出だすのです。
期待できるフルーツ断食による効果
血中コレステロールを下げて、高脂血症や糖尿病、高血圧を予防する。
古くなった骨の分解を抑制して、新たな骨形成を促して骨密度を高める。
睡眠時に消費されたブドウ糖を、効率よく代謝元である脳内に吸収させる。
ナトリウムを排出して高血圧や脳卒中、心臓病などの心疾患を予防する。
肺がん、胃がん、食道がん、咽頭がん、口腔がん、喉頭がんの発症リスクを低くする。
乾燥肌、アトピー、吹き出物などの皮膚疾患の改善と予防。
腸内環境を整えて便秘を解消する。
生活習慣病の予防効果。
皮膚の弾性を回復させ、コラーゲンを形成して美肌を作る。
心身ともに溌剌とした精神状態を構築する。
内臓機能を浄化して、働きそのものをリセットする。
デットクス作用により体内の老廃物を排出させて浮腫みを改善する。
血流やリンパの流れをスムーズにする。
代謝機能を活性して脂肪燃焼効果を高める。
疲れを翌日まで持ち越さなくする＝疲労回復効果。
フルーツ断食に最適な注目したい果物
フルーツ断食に重要なことは、２日の間に摂取する果物に何をチョイスするかということです。
前提としては体を冷やす南国のフルーツはＮＧとされています。そして、水分量が多い果物でないと特に断食では飲み込みにくく、食べにくい状況になるとの体験談が口コミで数多く寄せられています。
なかでもポピュラーなバナナが不向きとのこと。キウイフルーツやぶどう、桃などがみずみずしくジューシーで人気がありますが、あえてフルーツ断食の活用に注目したいのがオーソドックスなリンゴと温州みかんです。
骨粗鬆症を予防する温州みかん
温州みかんは鮮やかなオレンジ色の果皮や果肉に至るまで抗酸化物質が沢山含まれ、免疫機能を増強するパワーが知られています。更に近年、骨密度を高める働きがあることが温州みかん栽培地に暮らす人々のデーターによって医学的に実証されました。
温州みかんには骨の形成に不可欠なカルシウムは含まれないので不思議な感じがしますが、含まれる栄養成分が相乗して骨粗しょう症を誘発するβ−クリプトキサンチンの血中濃度を低くして骨密度を高める働きをもたらしていたのです。
特に閉経後の女性ではβ−クリプトキサンチンの血中濃度が高くなりやすい傾向にあるので、温州みかんを積極的に摂取することをおすすめします。
アラビノオリゴ糖で腸を元気にするリンゴ
リンゴは季節を通して手に入る果物で、生育地も北に位置するものが多いので正にフルーツ断食にうってつけの果物の代表格です。
リンゴは風邪のときの栄養補給に古くから使われ、腹もちも良く脂肪の吸収や合成を防ぐことからダイエットの食材としてもお馴染みです。
しかし、リンゴには更なる成分があることが判明したのです。それはリンゴペクチンに含まれるアラビノオリゴ糖。新しいタイプの糖でビフィズス菌などの善玉菌オンリーのエサとなるものです。
大腸にそのまま届くプロバイオティクスであり、有用細菌増殖因子の構造を持つので、腸内環境を整えるだけではなく腸内免疫機能も強化する働きがわかっています。
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