サルコペニア肥満のチェック法まとめ

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早めに発見をして対策していくことが大切!

腹部を測る男性

サルコペニア肥満による筋肉減少に伴う筋肉部位への脂肪蓄積は、身体を不安定にさせるばかりか、生活面においての移動能力にも影響を及ぼします。

 

しかし、実際に肥満傾向にない方においても筋肉が脂肪へ変換される経緯からサルコペニア肥満だと気づかないケースも多く見られますので、体質の変異にも配慮することが大切です。

 

例えばずっと筋肉質で硬かった脹脛が、サイズ周りは同じもののフニャフニャに柔らかくなったなどの兆候が見られると注意が必要かもしれません。

 

セルフチェックでサルコペニア肥満の症状に該当する項目があるかどうかを照らし合わせ、そのうえで医療機関の診断を仰ぐとよいでしょう。

 

セルフチェック項目一覧

  1. 台所仕事など、立っているのが辛く感じる。
  2. 肩を上げる癖があったり、猫背、腰を曲げるような姿勢など悪い姿勢の方が楽に感じる。
  3. 段差がない平坦な場所などでもよくつまずくようになった。
  4. 体格指数であるBMI指数が(体重÷身長÷身長)25以上になった。
  5. どんなダイエットに挑戦しても効果がなく、代謝の悪さを感じる。
  6. 健診などで体重管理を指摘された。
  7. 栄養バランスの偏った極端な食事制限やダイエットを過去に行ったことがある。
  8. 過去にダイエットにおいてリバウンド経験がある。
  9. ついこの間までは痩せている体質であったのに、気づいたら太りやすい体質になっていた。
  10. 体の浮腫みが気になり、疲れやすい。
  11. 車やエレベーターなどを利用し、普段から歩くことが家の中だけに多くみられる。
  12. 以前と比べて歩く速度が遅くなった。
  13. 片脚で60秒立つことができない。
  14. 買い物などちょっとした外出も面倒に感じて、動くことに躊躇してしまう。
  15. 自宅の体組成計機能付きの体重計において筋肉の割合表示が男性では27.3%、女性では22%に満たない数字が表示された。

 

医療機関での診断法一覧

一般に体格指数のBMIに加えて、サルコペニア肥満において最も重要な筋肉量を測定して診断を行います。

 

筋肉量の測定方法には4つありますが、そのうちの一つである四肢周囲径法は特定部位をメジャーで測るごくシンプルな方法なので正確性にかけることが問題視されています。そのため次の3つの測定方法が主に使われています。

 

測定方法

CT、MRIなどの画像診断による断面積法

医療保険などを加味しても検査料が嵩むなどの背景から、一般的に浸透していない測定法になります。

 

しかし、断面図から筋肉を取り囲む脂肪が白く写し出されるので、正確に現状の筋肉量を計測・目視することができます。

 

放射線を利用したDXA法

放射線が通過する際ににみられる組織の減衰率から筋肉量を評価します。上肢、下肢の筋肉量を体格指数BMIの手順と同じ計算方法を用いて測定値=SMIが算出されます。

 

女性では5.46kg/m2以下、男性では6.8kg/m2以下の数値が測定された場合サルコペニアが疑われます。

 

電気抵抗によるBIA法

生体電気インピーダンスといって微弱交流電気を体に流して体組成を測定しますが、怖いものではなく一般家庭にある体脂肪計と似たようなメカニズムで測定する方法になります。診断評価はDXA法と同じSMI測定値であらわします。

 

最新の診断基準値では男性が7.0kg/m2未満、女性で5.8kg/m2未満をサルコペニアの評価数値の指針としています。

 

診断基準分類

測定値や身体状態から鑑みてサルコペニアの度合いが分類されます。そのうえで、サルコペニア肥満の進行状態も連動して知ることができます。

 

大まかな分類は二つに分けられます。

 

加齢性サルコペニア=一次性サルコペニア

年齢を重ねるために生じる筋力減少以外に原因がわからないもの。

 

二次性サルコペニア

もう一つの分類は生活習慣全般においての活動に支障をきたすもの、重症器不全など疾患から生じるもの、摂取カロリー不足から起因するもの。

 

そして更に分類された状態から下記のように病気の度合いを評価して診断がつけられます。

 

症状度合の評価

軽度・プレサルコペニア

筋肉量の減少や低下がみられるが症状としての自覚がない。

 

中度・サルコペニア

筋肉量の低下と共に筋力の低下や、付随する身体活動においての移動運動などの症状がみられる。

 

重度・重症サルコペニア

筋肉全般における低下や減少が著しく、高血圧や糖尿病などの発症リスクが顕著である状態。

 

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