えん麦(オーツ麦、オートムギ)の栄養面や期待できる効果まとめ

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栄養面やカロリーから期待できる働きや効果について

麦畑

海外の多くの家庭で常備される、えん麦(燕麦)、別名オートムギ、オーツ麦は健康管理のサポート食品として広く愛されています。その背景には、食物繊維が不足する食事内容から派生する様々な生活習慣病に対しての予防効果の高さが浸透していることがあげられます。

 

実際に欧米諸国やオセアニアでは政府の食品機関が、えん麦に含まれるβグルカンの有用性を認証していることからも、えん麦から得られる健康効果への期待が非常に大きなものになっている実情が伺えます。

 

えん麦はそのものを食すよりも、脱穀後に蒸しあげて押しつぶした形状に加工したオートミールで頂くのが一般的です。

 

加工といっても精白はされていないので糠がついたままで、本来の成分は全く損なわれていないのでえん麦そのものといえます。むしろ消化しやすい形状でリゾットやクッキーなど、あらゆるお料理のレパートリーに幅広く対応できる為、毎日の食習慣に取り入れやすい存在です。

 

気になるカロリーですが、100gで380kcalと一見高く思えますが、インスリン分泌を低下させる作用を持つほどの低GI食品ですので、脂肪合成を抑制し安心して食べられることができます。

 

栄養面に関しても万能食品として名高い玄米の数倍に値する栄養価があり、長寿で知られる昭和天皇も朝食に愛用されていたことからも、習慣化した摂取による効果が期待できます。

 

えん麦のリラックス効果

えん麦(燕麦)にはビタミンB類・食物繊維・パントテン酸・カリウム・マグネシウムなど、体を構成するうえで不可欠なビタミンやミネラルが万遍なく含まれています

 

バランスよく成分が整っているので、食べ合わせる食材との栄養価が加わることで充実した栄養成分を神経系統の細部まで送る効果が期待できます。

 

特に生活習慣が不規則になりがちな方にはおすすめの食品で、中枢神経を穏やかに刺激して自律神経の働きを正常に促す作用からストレスを放ち、リラックスした精神状態へと導きます

 

リラックスしている女性

 

朝食など食べるときにはゆったりとした時間を設けて、トッピングや調理方法をアレンジして楽しみながら頂くと、更にリラックスモードが高まります。

 

えん麦のこのような神経系統の正常化作用は、次のようなストレス起因の症状への改善もみられています。

 

リラックス効果から期待できる効果

病中病後の回復力の増進。

昂った精神の鎮静作用。

喫煙依存の緩和。

アレルギー、湿疹、蕁麻疹などの皮膚疾患の改善効果。

 

免疫力を増強するβグルカンのパワー

元気な女性

βグルカンはキノコなど様々な食品にも存在しますが、えん麦(燕麦)由来のβグルカンはアレルギーの懸念が少なく成分の発揮する力が飛び抜けて良いことがわかっています。

 

このβグルカンはえん麦の食物繊維に含まれる成分ですが、摂取すると腸内へ届き水分を吸収して約8倍にも膨れあがって嵩を増すことで蠕動運動を促します

 

更に免疫力そのもを増強させるので、代謝を活性化して全身の血行を促進させる働きから健康に繋がるメリットを実感できるといわれています。

 

えん麦由来のβグルカンから得られるメリット

免疫機能防御効果による自然治癒力の向上。

心臓病、冠状動脈などの心疾患発症リスクの軽減。

血糖値の上昇抑制などのコントロール効果。

免疫機能調整作用。

血圧降下作用。

便秘解消などの腸内環境の改善。

食細胞マクロファージ活性による感染予防と癌細胞の抑制効果。

コレステロール低減による糖尿病予防効果と肥満防止。

 

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