キヌアって何?栄養や効能、食べ方など
世界中で今もっとも注目されている食材の一つにキヌアがあります。キヌアとはグルテンフリーの穀物で、食物繊維やビタミン・ミネラル・タンパク質に富み、体内産生できない必須アミノ酸をバランスよく含む成分構成からスーパー穀物とも呼ばれる栄養価の高い食品です。
健康志向の方にも随分と浸透するようになりましたが、キヌアは3千年以上も前からアンデス地域で栽培が行われている歴史ある穀物なのです。
キヌアの栄養を探る
機能性食品ともわれるキヌアは必須アミノ酸を全て含む栄養価があり、牛乳と引けを取らない成分内容が証明されています。
主な成分には、水分、タンパク質、脂質、炭水化物、灰分、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などがあげられますが、フェトエストロゲンと呼ばれる女性ホルモン様成分を含むことから美肌調整作用を期待する女性の間でも人気が高まっています。
また、低GI食品でもあるので、血糖値が緩やかでインシュリン分泌が過剰に促進される心配がありませんので太りにくい、体脂肪に移行しないことから様々なお料理のレパートリーに利用の輪が広がっています。
玄米のように発芽させることで栄養価が更に高まる成分性にも注目されていますが、発芽の時間が短く扱いやすいのも特徴で、酵素の活性化までに最大でも4時間という水浸時間で仕上がります。
粟のような細かな形状でプチプチしたスタイルも水浸によって小さなお子さんでも食べやすくなります。
キヌアの食べ方
キヌアは世界中で愛されていますが食べ方もその国独特のスタイルです。様々なレシピが登場していることからも、比較的応用のきく食材といえます。
白米と一緒に炊き込んだり、クッキーに入れたり、スープに入れたり。我が家ではキヌアを雑穀米と一緒に炊き上げてバジルを散らしたキャンベルのミネストローネをかけるだけのお手軽ブランチが定番です。子供にはアツアツの半熟卵をチーズと併せて盛っています。
最近見かけたサイトで、キヌア茶の作り方が載っていました。
作り方はとても簡単でフライパンで乾煎りして、沸騰したお湯を注ぐだけ。10分間蒸らしたらできあがりです。香ばしい味わいで癖になりそうです。
まだまだ日本でのキヌアブームは始まったばかりですが、レシピが色々なところで紹介されていますので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
食べる前に気を付けておきたいこと
キヌアはとても栄養価が高い素敵な穀物ですが、植物が持つ特有成分であるサポニンが気になります。
サポニンはホウレンソウに含まれるシュウ酸似たような成分ですが、植物が生育までの間に食べられないように外敵から身を守るための知恵として持つ成分です。灰汁と言われるもので、苦かったりする味わいです。
ものすごい量を摂取しないかぎり体に悪影響は及びませんが、しっかりと洗浄することは大切かもしれません。またサポニンだけではなく農薬の付着が考えられる場合もありますので、特に小さいお子さんがいるご家庭では丁寧な洗浄を心掛けましょう。
キヌアを食べてみた感想
恐らくキヌアをお米と一緒に混ぜて炊くのが一番簡単だと思います。
米1合に対してキヌアを大さじ1(15cc)を入れて炊飯器で炊くだけで完成です。
完成したので炊飯器を開けてみると青臭い匂いがしてきます。
事前にネットでキヌアの事を調べていた時に、青臭いと書かれていましたので、「これか!」って納得しました。
これは好みがわかれるでしょうね。
メタボーは大丈夫でしたが、決していい匂いではありません。
それでは早速茶碗に入れて食べてみる事にしました。
頂きます!
「パクリ」
口の中に入れた瞬間、なんか食べた事がある味が…。
ゴボウの味ですね。
あと白米と少し違って、キヌアのプチプチ感とモチモチとした食感があります。
多少匂いにクセがありますが、メタボー的には問題なく美味しく頂けました。
ちなみにうちの妻と長男は美味しいと言って食べていましたが、次男はダメなようで、「いつものご飯がいい」って言ってました。