胃酸分泌低下を防ぐ為の8つの対策法について
良質な栄養を摂取しても胃酸分泌低下では栄養が吸収されず、多岐にわたる病気に移行します。
中には癌など重篤な病気を発症するリスクもあることから、対策を講じて胃酸分泌低下に悩まない健やかで元気な胃を作ることが大切です。
胃腸に負担をかけない食事の摂り方をしましょう
何も食べなくても胃もたれを起こす症状においては、1食を完食するのに余計に胃に負担をかけてしまいます。消化が悪いと感じるときは1食を何度かに分けて食べましょう。食事回数を増やすことで、徐々に消化レベルも上がっていきます。
ピロリ菌を除去しましょう
十二指腸潰瘍の原因菌ともいわれるピロリ菌を保持していると、今は大丈夫でも加齢とともにピロリ菌の勢力が拡大していき胃酸分泌低下にも繋がります。最近では胃腸科などでピロリ菌の存在の有無を簡単に検査できるようになり、ピロリ菌を除去する薬も処方されています。十二指腸潰瘍は差し込むような激痛も襲い、食べられない症状が更に悪化します。重篤になるとそのまま癌を発症しますので、一度ピロリ菌の検査を受けてみるとよいでしょう。
食事制限をしましょう
大食いがNGなのはもちろんですが、きちんとバランスの摂れた食事内容、食事量を意識しましょう。生野菜や果物、南瓜、栗、海藻類が胃の粘膜を保護するのに最適です。また、少し驚きですが、赤身の肉や食後のコーヒーが胃酸の分泌を高めるのに効果を発揮するそうです。
塩酸サプリメントを摂取する
日本ではまだ浸透していないサプリメントになりますが、胃液を増加させる作用のある塩酸べタインなどのサプリメントが海外では流通しています。興味のある方はお医者様に相談のうえ、輸入専門のサプリメントサイトから購入してみるのもよいかもしれません。
悪い作用を与えるものはやめましょう
アルコール、煙草、塩からい食品、香辛料、刺激の強い食品などは、弱った粘膜をさらに痛めつけ出血を生じさせ危険です。体に影響を与える不規則な生活習慣も改善していきましょう。
食後のゴロゴロ運動
食後すぐに横になると豚になると両親から怒られた記憶がある方も多いとおもいます。しかし、あるドクターが提唱した食後のゴロゴロ運動は違います。
床に寝転がってゴロゴロとし、右へゴロゴロ、左へゴロゴロと惰性でうごくだけで胃の働きを活発にする効果がみられるそうです。※ゆっくりと運動をしましょう。
よく噛んで食べましょう
噛むことは消化酵素を分泌しますので、非常に有効な対策になります。柔らかい物もしっかり咀嚼しましょう。
心をおだやかにする
ある統計によると胃腸障害は、ストレスが起因するところが一番大きいとしています。特に悩んだり、くよくよしたりする思考は自律神経を乱して胃にダメージを与えます。ストレス発散法を身につけて、毎日をストレスフリーの環境で過ごしましょう。