胃酸分泌低下を抑える為の対策法まとめ

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ケースバイケースで対策法も異なります。

胃酸分泌が低下すると、消化不良だけでなく、他の臓器にまで栄養が出ることは判りました。では、胃酸分泌の低下を抑えるには、どの様な対策があるのでしょうか。

 

たまたま胃に負担をかけて胃酸が出にくくなった場合には胃粘膜保護剤

ストレスをかかえている男性

胃酸分泌低下にも、様々な原因があり、ストレス、アルコール、萎縮性胃炎から来る悪性貧血、ヘリコバクター・ピロリ菌からくる胃炎、ステロイドの多用などがあります。

 

高齢であったり、暴飲暴食で胃粘膜の働きが弱り、胃酸の分泌が弱っている方、なんらかの理由で胃を切除された方など、ケース・バイ・ケースです。

 

暴飲暴食で胃粘膜の働きが弱っていて、まだ自己免疫力で胃粘膜の保護修復が可能な方は、胃腸薬の中でも胃粘膜保護剤と呼ばれるものを服用されるのをお勧めいたします。

 

ただしこれはあくまで『お助け』的処置で、萎縮性胃炎になるまで、放置しておくのは考え物です。では、その他のケースですと、どの様な対策法があるのでしょうか。

 

胃酸分泌の低下を補うにはビタミン剤か保険外サプリメント

サプリメント

慢性的に胃酸分泌が少ない方になりますと、胃粘膜保護剤というよりも、他に原因があることもあります。

 

胃酸分泌が少ない為に、本来小腸で吸収されるはずのミネラルや栄養分が素通りという事も考えられます。この様な場合は、ビタミンB12の投与になります。

 

胃酸分泌が少ない方は、小腸でミネラルや栄養素を吸収するビタミンB12を含む魚介類を沢山とったとしても、胃からビタミンB12を守る内因子が出てきません。

 

そこでビタミン剤として小腸に直接成分が届くようにコーティングされている錠剤を飲むのです。これにより、胃酸分泌が少ない方でも小腸でビタミンやミネラルが吸収されやすい体になります。

 

ビタミン剤では間に合わないという方には、クリニックで処方される、塩酸ペタインという胃酸の成分そのものの錠剤があります。保険が利かないので高額になりますが、効果は絶大です。

 

いずれの場合も、経口投与できない場合は、静脈注射という事になります。胃酸分泌の減少に気づいた時に、医師に診察してもらうなど、何らかの対策をねることが大事です。

 

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