脂肪燃焼派?食べ過ぎ防止派?目的別コーヒーダイエットの方法

8時間ダイエットなどのサポートドリンクにも活用できるコーヒーは息抜きにもぴったりの存在です。また上手に飲むことで目的に応じたダイエットが可能なので、これから薄着になる季節に是非取りいれたいところです。
そこでカフェインの成分が健康に差支えない範囲量で、有効かつ適切に行える2つのコーヒーダイエットの正しい方法を飲み方と一緒に紹介します。
Contents
脂肪燃焼効果を目的にした運動を取りいれるコーヒーダイエット
コヒーに含まれるメイン成分・カフェインと抗酸化作用でお馴染みのポリフェノール=クロロゲン酸には脂肪燃焼を促す効果があきらかにされています。そして運動との相乗効果によって内臓脂肪の蓄積が過剰に付くことを予防します。
中性脂肪を分解するカフェインの威力!
カフェインには飲むと眠れなくなる覚醒作用が知られていますが、これは交感神経を刺激して精神をたかぶらせる働きがあるからです。
一見して身体によくない作用ですが、最近の研究ではアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を促すことから内臓脂肪を分解するメカニズムがあることが発見されました。
アドレナリンやノルアドレナリンには消化酵素リパーゼを活性させる力があるので、体内で増えればそれに伴って中性脂肪が分解されて、遊離脂肪酸という運動によって燃焼されやすい脂肪に変わる利点を持っています。
このようにカフェインにはダイレクトに脂肪を燃焼するのではなく、中性脂肪を燃焼しやすい形に導く働きがあるのです。
構図としては次の様な感じです。
コーヒーを飲む
↓
カフェインが取り込まれる
↓
交感神経がたかぶる
↓
アドレナリン&ノルアドレナリンの分泌
↓
中性脂肪の分解作用
↓
エネルギー代謝されやすい遊離脂肪酸
↓
運動
↓
脂肪が燃焼される
このダイエット効果は運動とあわせて行うことが大切ですが、脂肪燃焼効果が少しの運動でも早く実感しやすいのでスクワットなどの簡単な運動でも十分に成果が期待できそうです。
クロロゲン酸は熱に弱い!
カフェインと同様に脂肪分解作用を持つクロロゲン酸はポリフェノールの一種です。抗酸化作用があるので健康効果が高いのが魅力ですが、熱に弱いので沸かしたてのお湯はNGになります。
しかし、気持ち室温に置いた80℃のお湯を使うと成分を損ねる心配がありません。知っておきたいのが、インスタントコーヒーでは80℃設定でもクロロゲン酸が消失されることです。
製造過程で熱を加えられたインスタントコーヒーはクロロゲン酸の成分が期待できません。効果を確かなものにするためにはドリップした淹れたてのコ―ヒーを飲むようにしましょう。
どのように飲むのが効果的!?
コーヒーダイエットを成功に導くためには有効成分をいかに効率よく取りいれるかにかかっています。
まず理解しておきたいのが、カフェインとクロロゲン酸が体内に働きかける時間です。運動を取りいれた脂肪燃焼を実現するのには、飲んでから1時間後がベストタイムになります。
重要ポイントは『運動開始の1時間前にコーヒーを飲むこと!』です。血行を促進しながら燃焼した脂肪が血液中に出ていくので、リバウンドの心配が少ない理想的な中性脂肪の落としかたが可能になるといわれています。また、運動前の他にも入浴前に飲むのも効果的です。
空腹をなくす飲み方で試みる!甘さが決めてのコーヒーダイエット
コヒーダイエットの方法で最近話題になっているのが食事との置き換えにしたり、食間に飲むことで空腹感をなくし体重を落とすスタイルです。
体験者に最も支持されているのが朝食をコーヒーにして、昼食を軽く取り夕食までの間コーヒーで空腹を満たす実践方法。コーヒーのアロマ効果、脂肪燃焼効果も期待できるので比較的簡単に体重のコントロールができると評判のようです。
ポイントがあるので、興味のある方は覚えておきましょう。
ブラックよりもあえて微糖にする
コーヒーにお砂糖を入れるのは少し抵抗があるかもしれません。でも、小さじ1杯程度の微糖であれば問題になるどころか満腹中枢が刺激されて空腹感がなくなります。朝の1杯のコヒーでまずは試してみましょう。
一気に飲まず、ゆっくり味わって飲む
口に含むようにゆっくり味わって飲む微糖コーヒーは血糖値の上昇を一定に保つので、空腹時のインスリンの低下が回避できます。腹もちも良いので、実際に食事をした際に急激に血糖値があがる心配もなくなります。
食事の20分前に飲む
コーヒーに入れた糖分がお腹が満たされるサインを出すのに、約20分かかります。食事の20分前に飲むことで食べ過ぎをセーブでき食事量を無理なく減らすことが可能になります。
飲む間隔と量に気を付ける
じっくり味わって飲むスタイルであっても飲みすぎは禁物です。カフェイン中毒の心配もありますので1日3杯程度の量にとどめておきましょう。そして立て続けに飲むのはやめて、3時間から4時間の間隔で飲むのがお勧めです。
朝食の置き換えで一杯、残りの2杯は食事前に飲むと決めておくと飲みすぎや飲み忘れを予防できて良いと思います。
※お砂糖がなくてもダイエットとしての効果は有効です。その場合、消化酵素を活性させる意味合いで食後にブラックコヒーで飲んでみてはいかがでしょうか。
また、フレーバーコヒーを使うのも賢い選択です。キャラメルやバニラなど甘い香りにすれば感覚的に甘い物への欲求も満たされます。
まとめ
コーヒーダイエットは比較的に簡単にできる方法です。ただ、人によってはカフェイン不耐症といって摂取による体調不良を引き起こすケースもあります。
飲むたびに眩暈や動悸、嘔吐、頭痛、腹痛などの症状が現れる方は要注意です。一度医療期間で調べてもらっておくことをおすすめします。