えのきダイエットって効果あるの?成分から検証してみたww
えのきはどちらかというと鍋の脇役的存在でしたが、二年ほど前にダイエット食材として脚光を浴びてからというもの、依然愛用者が多い人気ぶりです。
その秘密は便通改善と内臓脂肪を落とす強いパワー。えのきがもともとお安いことも相まって、根強い支持があるようです。
手を加えることで効果が倍増
えのきはそのままでも見るからに食物線維が豊富なのでパワーがありそうですが、えのきダイエットではひと手間加えるのがお決まりです。
えのきは良く噛まないと上手く飲み込めないことからも細胞壁が頑丈なのです。これはグリーンスムージーにも共通することですが、食物本来の持つ栄養価は細胞壁によって守られているので、細胞壁を壊して有用成分の取り込みを体内で吸収させるほうが効果は格段に変わってきます。えのきを一番に知れ渡らしたえのき氷が、たしかにミキサーでしっかり撹拌しています。
この他にも、植物はえのきに限らず干すことで栄養価がより豊かになる特質なものもあります。それが干しえのきです。
えのきは手間をかければ効果も倍増できるだけではなく保存も出来るので本当に重宝します。生だと痛みが早く、ベタっと水分が出るので、これなら2束100円セールで買ってもきちんと使い切ることができますね。
ダイエットを成功させるえのきパワーとは
さて、えのきには先ほど便通改善と内臓脂肪を減らす効果があるとお伝えしましたが、一体どのような成分を含んでいるのでしょう。
食物繊維がキャベツの2倍!キノコキトサン
とてもかわいいネーミングのキノコキトサンは殆どのきのこが持っている成分です。しかし、えのきの凄い所はきのこのなかで含有量が1番ということです。
キノコキトサンは食物繊維。食物線維が豊富なキャベツと比較してみても2倍をゆうに超す量を誇るのです。
さてここからが本題です。キノコキトサンは普通の食物線維のようにダイレクト腸を刺激してお通じを高めるだけのものではありません。腸内に蓄積する過剰脂質を特殊な膜で包み込む働きをします。
これはどういうことかというと、過剰脂質は悪玉菌のエサになるもので、更に残存する性質を持つので、やがて腸壁から取り込まれて血液にのり、体内に行き渡ってしまうのです。簡単に言うと血液ドロドロの状態を作るということです。
しかし、膜で包まれれば悪さは出来ませんし、食物繊維という性質から便と共に体外へスッキリ排出されます。えのきだけの見方がかわりますね。
生活習慣病の救世主!エノキタケリノール酸
エノキタケリノール酸は中高年層でもお悩みの種である内臓脂肪を減らす成分です。
干しえのきを使ったえのき茶が最も効果が高いようですが、研究によると効果のあった人で2か月で最大26%の内臓脂肪が減ったとの記事があるから驚きです。
これはエノキタケリノール酸が運動によって筋肉がエネルギーを代謝する原理と同様の働きをみせるためで、脂肪をみごとに代謝させてくれるのです。
最近、えのき氷よりも干しえのき派が増えているのはエノキタケリノール酸が理由かもしれません。