走ると胸が垂れるってホント?その理由と対策法まとめ
均整のとれたバストラインはスタイルが良く見えて、服装の着こなしも様になります。
しかしバストはソフトなデコルテでありながら、衝撃に弱い部位です。そのため、走ると胸が垂れるといったバストの崩れが生じやすく、特に皮膚の弾力や張りが低下する加齢によってダメージが大きくなる傾向にあります。
走ると胸が垂れてしまう理由とは?
胸は運動習慣が遠ざかる年齢に達すると、垂れる現象が顕著になります。この現象は胸に限らず、二の腕だったり顎のラインだったり、動作性が繰り返されなくなった部位は酸素が行き渡りにくい代謝の悪い状態に陥っているので、脂肪が細胞内に取り残されたままで下垂しやすくなっています。
胸は筋肉と連動する運動と関係ないと思いがちですが、肩甲骨、鎖骨、肋骨に連なる筋肉が動かされないと余波となってバストラインも大きく変わっていくのです。
とくに柔軟性のない運動不足傾向の胸は脂肪が大胸筋の中に流れこんで血行が悪い状態にあります。普段胸は大胸筋の上にあり靭帯が胸を支えるようにして鎖骨と連なっていますが、血行の悪い状態では支える靭帯にも影響が及ぶことがわかっています。
柔軟性がないので、がっちりと胸がはまりこんでいるイメージです。そこへ、ブラジャーのフォローもないままで運動をするとダイレクトに振動がバストに伝わります。
走ると更に振動の伝わりが影響を及ぼし、上下に、そして重力によって何倍もの負荷が下へ向けて胸に圧力をかけるのです。
先ほど胸には支えてくれる靭帯があると触れましたが、この靭帯=クーパー靭帯が振動によって伸びてバストが結果的に垂れる状況を作ります。
胸が垂れないようにするには?
クーパー靭帯は時に切れてしまうこともあります。しかし、毎日のバストケアによって胸そのものの柔軟性を高めればクーパー靭帯も柔軟に胸を支えることができ、バスト自体もがっちり固まらず、動きに対応できるようになります。
そこでおすすめなのが、産後の授乳ママも取り入れているマンモリラクゼーションマッサージといわれるおっぱいマッサージです。凝り固まったリンパを解しながら血行を促進し、弾力と張り、柔軟性のあるバストに導きます。
元助産師さんが編み出したマッサージであることから、非常に胸の構造を考えたマッサージ法になっているのが特徴で、忙しい毎日でも1日5分の短い時間で実践できます。入浴時の血行が高まった状態で行うのが良いかもしれません。
手順としてはバストに近い二の腕からリンパを流すことから始め、わき、大胸筋に向かい、凝り固まったクーパー靭帯を剥がすように斜め上にバストを持ち上げて揺らします。
リンパを流してウォーミングアップされているので、負荷がかからず、たった1回でもバストが柔らかくそして形も整うのが実感できます。
下記の動画で詳しいやり方について紹介されていますので、きちんとした手順をご覧になってみてください。
胸の垂れを気にせずに走るには?
走行の振動は乳房内のクーパー靭帯を痛める一番の原因に繋がります。ジョギングなどをするときには、必ずブラジャーをつけるようにしましょう。
ただし、普段使いのものやブラトップはNGです。構造が運動対応になっていないので、サポートが完全にできません。必ず専用のスポーツブラジャーを使うようにしましょう。
また、走行の前後に肩甲骨と大胸筋を広げるストレッチをするのも効果的です。背筋をシッカリと伸ばして直立し、腕を曲げて合掌のポーズをし、腕を開いたり閉じたりします。
今度はそのまま合掌した手を頭の上にして、また胸の位置までもってくる作業を繰り返します。肩甲骨では両肩をぐるぐるとまわすのもよいでしょう。
行いやすく、継続しやすいストレッチをみつけて可動域を広げて柔軟性を高めましょう。