悪い汗をSTOP!良い汗をかく為に知っておきたい事まとめ
汗は体温を調節したり、血液内のミネラル分を再吸収させるために必要な生理活性機能の延長線上に生じるものです。
しかし、汗には厄介なものもあります。悪い汗と言われるベタベタとした汗で、放置すると臭いのもとになるものです。
サラサラとした良い汗をかくには、汗の出る汗腺機能を正常に戻すことが大前提になります。汗腺は使われないと休眠することがわかっています、良い汗をかくためにも眠ってしまった汗腺を機能させるように働きかけましょう。
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良い汗とはどんな汗?
汗には良い汗と悪い汗があります。良い汗の条件は・・・。
・流れる汗の粒が小さい。
・手で触ってみるとサラサラしている。
・かいたときに、いつまでも皮膚に残らず、すぐに蒸発する。
・衣服に染みても臭いがない。
・すぐに気化するので体温を下げる役目を果たす。
・塩分やミネラルが含まれないので、ベタベタしていない。
・なめてもとしょっぱさがなく、味を感じない。
汗の大本は血液です。サラサラの良い汗は、血液が汗腺に取り込まれて必要な塩分やミネラルを体内に戻して残りの水分が汗となって体外へ排出されたものです。
この汗には、体温調整のための温熱性の汗と、冷や汗といわれる緊張や興奮によってかく精神性の汗辛い物や刺激の強い物を食べたときに出る味覚性の汗の3種類があります。
悪い汗が出る理由は?
汗腺には2種類の種類がありますが、通常の汗はエクリン汗腺から分泌されたものになります。
本来ならばサラサラの状態であるはずの汗がベタベタとした悪い汗になって分泌されるのには理由があります。それは汗をかかない環境を作り上げたことです。
悪い汗を作る環境
1.運動量が極端に減り汗をかくことがなくなるので、汗腺機能が働かない。
2.動物性の食事や油脂類の多い菓子類の常食によって、汗腺に過剰な脂質が詰まる。
3.ストレスや不規則な生活環境から腸管免疫機能が低下して発汗機能が麻痺する。
悪い理由を正せば良い汗をかけます
良い汗をかくには、上記に挙げた3つの環境を改善していくことが最も良い方法に繋がります。
また汗腺は全身に500万近くの数があるといわれますが、上記の理由がダイレクトに影響するとその半数以上が機能することをしなくなり休眠状態になるとの調査結果があります。
3つの理由を踏まえて、良い汗のかき方を考察してみましょう。
筋肉一つとってみてもわかるように、身体機能は使わなければその機能は低下します。汗腺も同じように考えると汗を出す機能を使わなければ、きちんと働くことができません。汗を出して身体機能そのものを高めていくことが大切です。
良い汗をかく為に代謝機能を活性化して汗腺を目覚めさせる方法
・入浴はシャワーをやめ、湯船にきちんとつかる。
・有酸素運動や適度な運動習慣を毎日継続して行う。
・体を冷やさない工夫を凝らす。
良い汗のかきかたに導く方法
1.汗腺機能を促進する食品を積極的に食べる レシチンには汗腺機能を高めて、本来の汗の分泌ルートを回復させる力があります。
雑穀やゴマ油、大豆製品に多く含まれますが、特に大豆製品には発汗調節物質も含まれるので食べることで汗腺機能をより向上させることができます。納豆や豆腐などを毎日の食事の中で積極的に食べるようにしましょう。
2.細胞を元気にして汗腺を正常にする 細胞が活性化すると汗腺が正常に機能します。代謝を高めることが重要になりますが、近道もあります。
それはクエン酸の力を補う方法です。疲労回復を修正するクエン酸は細胞のエネルギーを産生するのに必要な成分です。
クエン酸はイチゴやパイナップル、レモン、みかん、キウイフルーツなどに多く含まれます。毎日の摂取を習慣化するならば、流行りのレモン水やレモン塩での摂取が健康効果も高まるのでお勧めです。