朝と夜のジョギングはどちらが良い?目的に合わせれば効果も倍増!
ジョギングは継続しやすい運動スタイルと健康効果を実感するところが大きいことから、広い年齢層に親しまれているスポーツです。
ジョギングする時間帯はまちまちですが、大半が融通の利く時間を考慮して出勤前の朝と帰宅してからの夜のどちらかの時間を選択しているのではないでしょうか。
しかし、最近では朝と夜のジョギング効果の違いから得られるメリットを前提に、走る時間を設定している方が増えています。
どんな時間帯でもジョギングの効果はかわりないと思いますが、実際には朝と夜では健康効果などのメリットに違いが生じているからです。
大まかにその違いを現すと、朝はダイエット効果が高く、夜はストレスを緩和する効果が高い作用がわかっています。
朝と夜の効果を知って、その違いを熟知したうえで普段のジョギングの時間帯を決めてみるのも良いかもしれません。
朝ジョギングの効果
朝ジョギングのポイントは朝食を食べる前に行うことです。
睡眠中の体は炭水化物である備蓄糖質=グリコーゲンをたっぷりと消費しているので、朝になると活動するためのエネルギー源を必然的に脂肪から使うように制御されています。
ですので、朝食摂取前は絶好の脂肪燃焼タイムと捉えましょう。この時間帯を外すと、脂肪燃焼への道のりはジョギング開始後20分を経過したのちに開始されるので逃すのは非常に勿体ないのです。
また、朝の目覚め後は体温が低い状態下にあるので、ジョギングを行って体温が上昇するとともに代謝効率が上がり脂肪燃焼も行われやすいだけではなく、体内時計もリセットされるメリットがあります。
注意点
体温が低いままでのジョギングのスタートは疲労が溜まりやすくなりますので、必ずジョギング前に体操などのウォーミングアップの時間を設けて体を温めてコンディションを整えておきましょう。
より脳内が活性化して日中の集中力と記憶力が高まります。 走行時間は長く取りすぎると、エネルギーを消耗しすぎてしまい昼間でも睡魔によって活動に支障をきたす心配がありますので20分を目途にしておきましょう。
夜ジョギングの効果
一日の活動を終えた夜は体温が高く、体の動きが緩慢なのでジョギングに適応した状態がのぞめます。朝とは違い走行後の睡魔の懸念がありませんので、長い時間走ることが可能です。
長時間走れる分だけ脂肪燃焼率を伸ばせますが、朝ジョギングでも触れたように夜ではジョギング開始後20分を経過してからグリコーゲン燃焼モードから脂肪燃焼モードへ切り替わりますので、燃焼モード切替の時間を加味した走行時間を定着させるようにしましょう。
また、夜ジョギングの醍醐味は一日の終わりを爽快な汗をかくことでリフレッシュできる点です。ストレスが十分に発散できるので翌朝の目覚めもすっきりとし、ストレスが起因で問題視されている生活習慣病の予防効果にもおおいに役立ちます。
注意点
体温が一日の内で最も高くなる夜は、場合によって運動の体温上昇で睡眠が浅くなる懸念があります。
翌朝に疲れが残っていたり、体がだるいなどの症状が見られるときは夜のジョギングが向いていないことが考えられますので、数日続けても状態が変わらない場合は朝のジョギングに時間帯を変更したり、走る日を少なくするなどして様子をみて調整していくとよいでしょう。
また、頑張りすぎると脂肪燃焼が多すぎて睡眠中のグリコーゲンの消費の妨げになり、疲労が蓄積する恐れがありますので、こちらも様子を見て無理のない自分のペースにあった走行時間でのジョギングになるように心がけてみましょう。