酵素風呂に使われる床材の種類と性質について

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床材の種類と性質について

発酵熱を用いたを乾式温浴法の酵素風呂は、温かさが持続するので冷え性解消に最適なお風呂スタイルです。

 

砂風呂のような感覚の独特のお風呂が特徴で、全身を埋め尽くす砂状の粒子が適度な重さで温熱作用を更に高めてくれます。

 

この砂状の床材の正体は、おがくずと米ぬかです。似て非なる性質を持ちますが、大半の酵素風呂が二つをブレンドして床材を作り上げています。

 

米ぬかの床材の性質とは

米ぬかは糠漬けでもお馴染みの、自己発酵を行う物質です。酵素風呂の床材にすることで、浴槽の中に必然的に混入する角質や体毛などを分解するので雑菌繁殖の心配がない清浄なお風呂と呼ばれています。

 

これは、発酵によって米ぬかに含まれる好気性有用菌が優位になり、人体に有害な有害嫌気菌の繁殖を抑制するからです。

 

微生物が有用に働くので、呼気や皮膚を経て体内に不足しがちな酵素を吸収でき、衰えた免疫力を高めるので、感染症などにかかりにくい健やかな体を維持するのに長けています。

 

おがくずの床材の性質とは

単体では発酵できないので発酵作用を持つ薬草や米ぬかなどをあわせることで、酵素風呂として活用することができます。木の自然の香りが清々しく、リラックスした精神状態を齎します。

 

しかし、微生物の発酵がされない特徴から時間の経過と共に混入した不純物を介して雑菌が繁殖しやすく、衛生面で不潔になりがちなので床材の入れ替えの必要が生じます。

 

しかし、檜のおがくずは殺菌効果が高く、O−157やレジオネラ菌をも死滅させる力を持つので一般のおがくずよりも安心感があります。

 

おがくずと米ぬかのブレンドが両者を引き立てる

酵素風呂でのおがくずと米ぬかの違いは結論として、おがくずは発酵しないで木の特有のリラックス効果を齎す床材。米ぬかは発酵して酵素をしっかり体内に取り込むことが出来る床材という点です。

 

異なる床材がブレンドされることで、バスチュリゼーションと呼ばれる低温殺菌された状態と一定の温浴熱を保ち酵素風呂の効果を相乗して高めます

 

その他の相乗メリット

米ぬかで発酵が上手く進んでいるので、手触りのよいサラサラとした床材が保てられる。

 

空気を優しく包み込むので親和性が高まり、香り成分と酵素の成分が吸収されやすくなる。

 

温浴効果が高くなり、ジョギングの2倍に相当する量の発汗作用がある。

 

血行がよくなり自律神経の状態とリンパの流れが正常に機能するようになる。

 

40℃前後の体感温度の維持によって、汗腺の詰まりが解消されて体臭が緩和される。

 

浴室内の空気中にマイナスイオンと酵素が放出されて、心身ともに癒される効果が高まる。

 

筋肉内に取り込まれた疲労物質=乳酸をスムーズに排出させる。

 

新陳代謝が活性されて免疫力を回復する。

 

酵素風呂は1度入ると温熱効果が3日間持続すると言われます。

 

夏場でも手足が冷たい重篤な血行不良では、はじめの週は3回から4回の間隔で入り、その後は週1回のペースで酵素風呂に入ると冷え性を改善する作用が臨めるので、特に女性の間で人気が高まっています。

 

またダイエット効果を高める為にファスティング中に入る方もみられますが、脱水症状を起こし易いのでミネラルウォーターなどを持参して、水分補給を入浴前後でしっかり行うことを忘れないようにしましょう。