酵素風呂による好転反応に関する情報まとめ

MENU

好転反応が起こる理由と起こりやすい方まとめ

疲れている女性

断食など健康効果を増進させる環境には、副作用に捉われがちな好転反応といわれる体調の変化を起こすケースがあります。

 

この好転反応は効果がしっかりと出始めている証拠であり、健康不良に陥っている体質が良い方向にシフトされて体が順応しているサインとみなす考えが根付いています。

 

酵素風呂においては主に、運動直後に感じるような疲労感を持つ好転反応が報告されています。

 

好転反応とは?

瞑眩反応とも呼ばれる好転反応は東洋医学の思想からなるものです。眠気だったり、体の火照りだったり、時には発熱、発疹、お通じの不調、咳、頭痛などの症状が現れることがあります。

 

これは健康効果を挙げるために行われる行為によって体が刺激を受けて、体質がその変異についていこうとするために生じるといわれています。

 

全ての方に起こる現象ではありませんが、発現した症状は2日〜3日で治まるのが特徴で、長く続く場合には副作用として対処する傾向に至ります。

 

どんなに健康に良いものであっても、向き不向きが人によって異なります。体調不良が生じ、普段と明らかに違うなど違和感を覚えたら早急に医療機関にかかるようにしましょう。

 

湯あたりで好転反応のような症状が起こることも!

入浴直後に気分が悪くなる、立ち眩みなどがするのはもしかすると湯あたりのように、長時間の温浴によって逆上せを生じている原因が考えられます。

 

冷たすぎる飲み物は更に心臓に悪影響を与えますので、常温のミネラルウォーターやスポーツ飲料などでしっかりと水分補給をして体をゆったりと休ませるようにして様子をみましょう。

 

酵素風呂で好転反応が起こる理由は?

では、酵素風呂での好転反応は一体どのようなもので、なぜ起こりうるのでしょうか?

 

好転反応は東洋医学の見地からは千人に一人の割合で発症する稀なものといわれます。発症の原因には筋肉と老廃物が密接に関係していて、特に、体を温める行為において好転反応がみられる割合が多いともいわれます。

 

酵素風呂では温浴効果によって体が温まりますが、このときに筋肉に抱え込まれた疲労物質である乳酸が血管の拡張とともに流動性を増し体外へ排出され血液の流れが勢いを増すことから、脈拍が速くなり疲れたり、だるいといった症状を招く説が考えられています。

 

このことからも、湯あたりのケースと同じで、慢性疾患や持病、極度の疲労などを持つ場合には好転反応が出現しやすいことがわかります。

 

確かに、温泉施設などでも入浴前の注意点として禁忌すべき身体症状が掲示され、特定の疾患などを持つ場合には入浴をしないように呼びかけています。心臓に負担がかかりやすい身体状況は注意が必要といえます。

 

酵素風呂に入ってはいけないケースとは?

上記に挙げたように、せっかくの健康効果を齎す酵素風呂によって体調不良や好転反応を起こさない為にも、酵素風呂を控えるべき身体状況を把握しておきましょう。

 

次の事項が当てはまる方は入浴をとりやめ、希望される方はかかりつけの医療機関に相談しましょう。

 

酵素風呂を控えるべき症状

食後すぐの満腹時。

 

空腹時。

 

心臓病、高血圧等の慢性疾患がある方。

 

明らかに体調不良が酷く、意識が朦朧としている。

 

つわりなど妊娠中毒症が酷い妊婦、もしくは安定期に入っていない妊婦。

 

飲酒直後。

 

事故の起きやすい乳幼児。

 

化膿や出血性を伴う裂傷や傷がみられる方。

 

インフルエンザなどの感染症を発症している方及び、高熱の発症時。

 

喘息の発作を伴った激しい咳き込みが出ている。