酵素風呂の衛生面に関する情報まとめ

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衛生環境と衛生面の整ったお店を選ぶポイント

酵素風呂で気になるのは、源泉かけ流しの温泉と違い床材がずっと同じように思える点です。定期的に床材を入れ替えるなどの配慮が必要とされる施設もありますが、実際に利用する側としてはやはり衛生面は気になるところです。

 

保健所の認可がきちんとおりて、清掃が行き届いている酵素風呂を選ぶようにするのが一番安心といえます。

 

一方で酵素の活性が強い酵素風呂は自浄作用があり、雑菌の心配がないとの見解が出ていますので、酵素の特性を知った上で、衛生面について考えてみましょう。

 

衛生面に優れた酵素風呂は善玉菌が優勢の腸内環境と同じ!?

酵素風呂は条件が整うことで、床材の入れ替えが行われなくても意外にも衛生状態が良いということをご存知ですか?

 

少し半信半疑に思われるかもしれませんが、これは善玉菌優勢な腸内環境と非常に類似したものがあります。

 

腸内には悪玉菌、善玉菌、日和見菌といった3つの異なるタイプの菌が存在しますが、腸内環境が整ったものだと腸に届いた栄養分をしっかりと消化吸収して、免疫機能を亢進させる健康状態の良い環境を維持します。

 

これは酵素活性を促す善玉菌が優勢で、日和見菌も善玉菌に傾く働きをするからです。ですので、悪玉菌が入り込んでも悪玉菌を浄化するパワーを持っています。

 

酵素風呂を考えたときも同じです。酵素の活性によって好気性有用菌といわれる善玉菌が、お風呂自体を雑菌の蔓延らない環境を作り出しているのです。

 

詳しく掘り下げると、酵素風呂は酵素が活性して出す発酵熱によって温かさが維持されていますが、この発酵熱が殺菌状態を更に高めています。これは乳飲料などでも知られるバスチュリゼーションと同一のもので、発酵熱によって70℃近い温度が保たれることで低温殺菌が自ずとされているからです。

 

ただ、気を付けたいのがおがくずの床材では単体で酵素活性がされていないので、定期的に酵素液が補充されることが必要です。

 

また活性が自然と行われる米ぬかの床材であっても、好気性有用菌を元気にするために換気をしっかりと行って酸素と栄養源となる米ぬかの補給をしなければ、たちまち有害嫌気菌の温床に変わってしまうので注意が必要です。

 

いずれにしても酵素の力を最大限に活用して、殺菌作用のある檜のおがくずを使うなど、徹底した環境をサポートをした酵素風呂を選ぶことが大切といえます。

 

雑菌を気にしない衛生面の整った酵素風呂を見極めるポイント

酵素の状態が元気な酵素風呂は入浴時に剥がれ落ちる古い角質などが混入しても、たちまち触媒作用によって分解.処理を行って雑菌繁殖を起こさなくします。しかし、目では見えないので、活性した酵素風呂であるかどうかを見極めるには難しい面があります。

 

では、ここで、どのようなコンディションの酵素風呂が衛生面に優れているかを挙げてみたいと思います。酵素風呂に行った際にセルフチェックしてみましょう。

 

保健所の立ち入り検査が定期的に行われ、認可証が掲示されている。

 

床材の状態が手で触った時に乾いた状態で、サラサラとしてふわりと軽い感触がある。

 

床材を目視したときに、塊が生じていない。

 

温度が熱すぎず、低すぎず、心地よさを感じる温度になっている。

 

温度計が設置され50℃から70℃の床材温度であり、体感温度は40℃になっている。

 

汗などの臭気がなく、天然の良い香りが漂っている。

 

角質の剥がれや汗を風呂内に拡散させないよう、入浴前に温浴着や酵素着といわれる着衣が用意されている。

 

窓や換気扇などの空調設備が整って、しっかり酸素の取り込みが酵素風呂にされている。

 

入浴前後にシャワーでの洗浄が推奨され、体を清潔にする設備が整っている。

 

施設に衛生面位関しての説明(床材の入れ替えや掃除のタイミング)がきちんと表示されている。