PM2.5の体への影響や対策について
野菜宅配における安全性は残留農薬や放射能汚染、化学肥料や除草剤などに対策を講じられていますがPM2.5については実際の検査がされていないところが多くみうけられます。
これは野菜宅配のリピート率が主流になっている地域性によるものと、実際にその地域ではPM2.5の懸念が少ないことが検査対象項目になっていない理由に該当します。
南北に長い日本では実際に中国から飛んでくるPM2.5の影響をダイレクトに受けやすいのが、西日本を境にした地域になり、とくに九州地方の飛散量は連日メディアからの情報によってもわかるところです。
今現在PM2.5の検査を実施しているのは九州にある野菜宅配、はたちょく九州の1社のみが確認されています。ただ、PM2.5は空気中の酸素を吸う際に、直接呼気によって体内に入ることでの懸念が多く野菜への付着は水洗いから回避できるとの考えが浸透しています。
野菜宅配におけるPM2.5の心配は少なからずあるものの、お野菜の生産地域への飛散量を各自でチェックして、食べる前の洗い方に注意を払うことが不安材料を払拭する手立てといえそうです。
PM2.5から受ける体への影響
髪の毛の30分の1に値する微粒子形態のPM2.5は中国の産業発達から生まれた副産物です。化学工場が出所となっているだけに人体に有害なことは一目瞭然です。
容易に呼気から体内に侵入しやすい形態から重篤になると気管支炎、喘息といった呼吸器疾患に陥り最悪のケースでは肺がんの罹患率を高めてしまいます。
日本においても外出禁止の域に達する飛散量が観測される事態を招いていますが、マスクなどでしっかりと呼気からの侵入を阻止しないと花粉症のような不調が起こることがわかっています。
日本で報告されている症状例としては、気管支炎・咳き込み・くしゃみ・鼻水・目の充血と痒み・咽喉部の痛みや痒みなどの不具合が出ています。
PM2.5の飛散量観測システムから野菜への付着状況を読み取る
PM2.5の飛散量は70μg/m3で免疫機能の弱い子供などの高感受性者では体調の変化に注意が必要になります。70μg/m3を超える場合は警戒レベルで、高感受性者以外でも外出や長時間の屋外での運動は控える範疇に位置します。
特に偏西風にのって日本への飛散が顕著になる1月から5月にかけての期間は、黄砂も伴っているので70μg/m3を超える観測日が、お野菜の美味しい生産地である福岡県や熊本県に影響を及ぼしやすくなります。
基本的に35μg/m3以上の飛散量が観測されるとマスクでの対応が推奨されていますので、この数値を超える生産地のお野菜をより安全に食べるためにも、飛散が認められる機関は十分な洗浄を行うようにすることが得策といえます。
環境省のそらまめ君(ttp://soramame.taiki.go.jp/Index.php)というサイトで大気汚染監視システムによって各地のPM2.5の飛散状況や予測がリアルタイムでわかります。
先に挙げた飛散量が多い1月から5月まではこまめに情報を知り、お野菜の懸念を取り去る手段として上手に活用すると良いでしょう。
PM2.5の除去方法に繋がる野菜の洗い方
基本的に流水でしっかりと洗浄すれば大丈夫です。レタスやキャベツなどの葉物野菜は、ついつい中心部は雑に洗いがちですが一枚一枚を丁寧に洗うようにしましょう。
ほうれん草やニラなど束になっているものは、水の張ったボールで流水をかけながら振り洗いをするとしっかりと洗浄ができます。
胡瓜やおくらなどは表面の棘や植毛などにPM2.5が頑固にこびり付いている可能性がありますので塩で揉みこむようににしてあとはお水で洗浄すると良いでしょう。
古くから知られている洗浄方法にボールに張ったお水に塩や重曹、酢のいずれかを一つまみ程度入れて数分間その中でお野菜を浸す有害物質の除去の仕方があります。
PM2.5にも効果的で、手間がかからず簡単にできますので、是非試してみては如何でしょうか。
関連コンテンツ
- 野菜宅配を利用するメリットとは?
- 野菜宅配業者を選ぶ際に確認しておきたい5つのチェック項目と注意点
- 有機野菜と無農薬野菜と減農薬野菜の違いとは?
- 春野菜の特徴・効能・種類〜新陳代謝アップ&デトックス
- 夏野菜の特徴・効能・種類〜エネルギーチャージ
- 秋野菜の特徴・効能・種類〜疲れた体をリフレッシュ
- 冬野菜の特徴・効能・種類〜美味しく温まる
- 野菜宅配入門〜初めての方でも安心して注文できる業者を紹介