夏野菜の特徴・効能・種類について

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夏野菜とは?効能や種類について

夏野菜は季節柄、暑さを和らげる効果に長けています。南国の果物にも共通しますが、体を冷やす作用を持っているのです。

 

ただし、食べ過ぎるとかえって体を冷やしすぎてしまい血行不良を起こしてしまいますので、他の食材と調節して適量をいただくように加減しましょう。

 

夏野菜が体に齎すプラスエネルギー

夏野菜といっても、それぞれに特有の成分を持っていますので体への働きも異なります。

 

ただ、どれも夏の暑さに疲れた体を回復するプラスエネルギーが期待できます。カラフルな色目の野菜が目白押しの夏は、お料理のレパートリーも増える時期です。

 

夏野菜のプラスエネルギーを上手に取りいれて暑い夏を快適に乗り切りましょう。

 

主な夏野菜の効能

トマト

夏の家庭菜園でも王道を行くトマトは旬の夏だからこそ、その美味しさと効能が存分に堪能できます。

 

トマト

 

まず注目したいのが優れた夏バテ解消作用です。カラフルな色あいに含まれるβカロテンは強い抗酸化力から疲れ気味の体の免疫細胞の働きを高めて疲労回復に繋げます。

 

この他にも次のような夏に相応しい効果が期待できます。

 

  • 塩分を排出して体内の水分量を調節する。
  • 汗によって失われるカリウムを補給する。
  • 夏に起こりやすい貧血の予防効果。

 

きゅうり

夏のひんやり野菜の定番であるきゅうりは、淡泊な外見に反して夏にに嬉しい作用が凝縮されています。自家製の味噌をディップして酵素の力と一緒にいただくのがお勧めです。

 

きゅうり

 

気になる効能は水分をタップリと含むので、炎天下での脱水症状を予防したり塩分や老廃物を体外へ排出する作用から、むくみやすい夏の体をすっきりとさせます。

 

この他にも次のような夏特有の不調を改善する効果が期待できます。

 

  • 体内にこもりがちな熱を逃がし、体温を下げる。
  • 血圧降下作用や逆上せの予防。
  • 日焼けした肌の火照りを抑える消炎作用。
  • あせもの防止。

 

とうもろこし

夏は食欲も低下することから、食事が不規則になりがちです。冷たい物を食べ過ぎたり、レジャー先で暴飲暴食にも走ってしまうことからお通じが悪くなる傾向にあります。

 

とうもろこし

 

そんなときは、とうもろこしの出番です。不溶性食物繊維を豊富に含むので、腸の蠕動運動の働きを活発にして便の排出をスムーズに導きます。

 

また、含まれるセルロースが腸内の善玉菌のエサとなるので、腸内環境そのもを元気に高めるのです。

 

この他の作用にも次のような効能があります。

 

  • 冷房や冷たい物の過剰摂取による冷えの改善と血行促進効果。
  • 過剰脂質を抑制して血管を強くする。
  • 夏バテによる疲労の回復効果。

 

なす

秋ナスは嫁に食わすなとの名言がありますが、それは茄子の持つ体を冷やす作用が強く働く理由から言われるものです。実際に茄子には夏の暑さによって生じた体内温度を下げる作用が認められていて、体内にこもった熱を発散させる他、のぼせや火照りを改善する効果がみられます。

 

なす

 

夏にうってつけの食材で、以下のような効果も報告されています。

 

  • 食べ過ぎによるコレステロール値の上昇を抑制する。
  • 利尿作用で夏の浮腫みを改善する。
  • 免疫機能を増進させて夏風邪を引きにくくする。
  • 胃の消化液の分泌を促進して暑さによる食欲不振を改善する。
  • ビールなどアルコール摂取によって弱った肝機能の働きを高める。

 

夏野菜の種類

上記以外にも夏ならではの旬の野菜は沢山あります。毎日の食卓を夏野菜のパワーで一杯にしましょう。

 

ウリ・ゴーヤ・ツルムラサキ・おかひじき・ししとう・キャベツ・冬瓜・生姜・青シソ・さやいんげん・オクラ・枝豆・ズッキーニ・らっきょう・レタス・ヤマイモ・みょうが・ピーマン・モロヘイヤ・大蒜・かぼちゃ・空芯菜・じゅんさい

 

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