1週間身を委ねることができるのか確認してみよう!
内観法は人によって、その効果はまちまちです。劇的に前向きな変化がある方もみえれば、あまり変わらなかったという方も実際にいらっしゃいます。
そして、受ける環境も普段の生活と一変することから、その影響の余波によるところも効果の出方に個人差を生じている現実があります。
内観法は自分自身との対峙になります。受けたから心が軽くなると安易な気持ちでのぞむものではありません。しっかりとした明確な意思や目的をもってこそ、受けて良かったと思える実感を持てたと、多くの体験者の方が語っています。
注意すべき点に傾くポイントを知り、内観法を受けるか受けないかの心の持ち方をチェックしてみるのも効果をあげるための鍵につながるのかもしれません。
注意すべき4つのポイントとは?
内観法の研修は規則正しい時間帯で1週間の工程を経て行われます。しかし、はじめてみて驚くのがその時間帯です。
起床時間は早朝5時。
就寝時間は夜の9時。
起きている時間帯にずっと自分と向き合うのです。普段の生活パターンが真逆の方には大変困難なものになりえます。
体験者のなかにも、急激な時間変動に体がついていけず、頭がぼんやりとして集中できず結果的に良い効果をあげられなかったという例があります。
研修を受ける方は前もって普段の生活パターンを早寝早起きに切り替えておくことが必要です。
1週間もの間、自分と向き合うのには精神面はもとより、体力も知らず知らずのうちに消耗します。
研修前に仕事が忙しくて睡眠不足でのぞんだり、不規則な生活が続いていて体調がいまいちである状態ですと、顕著にその余波が押し寄せやすくなります。体調を万全に整えて、健康体で向かうことが大切です。
また、研修所によっては空調設備をあえて設けずに、自然の温度状態のままで内観法を実施するところもあります。受けようと思っている方は直接、施設の運営状況を聞いてみるのが得策と言えます。
冒頭にも触れましたが、効果ばかりを期待するのは宜しくありません。
大切なのは内観法によって、いかに自分が気づきや悟りを得られるかというポイントです。原因があるから結果があります。
答えばかりを早急に求めず、内観法の教えに心を委ねましょう。
口コミで見た実体験ですが、しっかりとサポートをしてくれない内観研修施設が存在します。
例えば体調が悪いことを告げると、内観法に集中していないからとの冷たい返答で、親身に対応していなことが明らかに伝わってくるという例です。
1週間まるまる、一切の外部との接触を絶っておこなう内観法は、誰しも不安にかられる気持ちは否めません。そのような中でサポートや心配りが出来ていない研修所では、真の内観法に触れるのは難しい状況かもしれません。
どのような様子なのか、しっかりと確認をして1週間身を委ねることができるのかきちんと判断しましょう。