配合している栄養成分や主な健康効果について
食欲のない朝もしっかりと栄養を補給できるアサイーは、今や日本でもお馴染みの顔ぶれの果物になってきました。
一日の活動を健康的にサポートしてくれる栄養成分は、体に良い効果を実感できるメリットが期待できエネルギーの充電におおいに役立ちそうです。
豊富に含む栄養素には、アントシアニン・マグネシウム・ビタミンB群・食物繊維・カルシウム・鉄分・ビタミンC・カリウム・必須脂肪酸などがあります。
アサイーには他の食物と比較しても数倍の栄養が備わっています。
例えば・・・。
鉄分=レバーの8倍。
ポリフェノール=ブルーベリーの18倍、赤ワインの30倍。
食物繊維=ごぼうの6倍。
カルシウム=牛乳の2倍。
カリウム=バナナの2.8倍。
マグネシウム=ブロッコリーの9.2倍。
ビタミンC=レモンの3倍。
この他にもビタミンB群も豊富に含むことから、滋養効果の期待できるホールフーズとして注目を集めています。
ホールフーズとはそもそも、自然食品です。食とライフスタイルを安全・健康・環境の枠組みのひとくくりで考えたもので、破棄するものがない丸ごと頂ける自然の恵みを指しています。
中でも注目される効果についてクローズアップしてみましょう。
優れた抗酸化力を持つアントシアニン
アサイーは深い紫色からも伺えるように、ポリフェノールの類のアントシアニンが多く含まれています。実はただ、多く含まれるのではなく、アサイーのアントシアニンは2種のアントシアニンで構成されているため、抗酸化力がずば抜けているのです。
シアニジン−3−グルコシドとシアニジン−3ルチノシドといわれる2種のアントシアニン成分を持ちますが、近年アメリカの老化研究機関において優れた抗酸化能力が期待できることが証明されました。
この研究は抗酸化活性を見極めるORAC法によって明らかにされたものですが、単にブルーベリーの5倍のアントシアニン含有量を誇るだけではなく、摂取吸収によって血液中に取り込まれると免疫を増強する抗酸化力が凡そ3倍にも高まることがわかったのです。
人の体は加齢やストレスなど様々な環境因子から老化速度が速まります。アサイーのアントシアニンで有害物質であるフリーラジカルを排泄し、アンチエイジングや若々しい健康効果を実感しましょう。
血液ドロドロ状態を防ぐ必須脂肪酸
アサイーを食べたときに舌に触れるカシスのようなオイリー感は、オメガ系で知られる必須脂肪酸の成分組成によるものです。
オリーブと似た果肉構成のアサイーは6割がオレイン酸を含み、その他にもパルミチン酸・リノレン酸リノール酸・ステアリン酸・パルミトレイン酸・アラキジン酸を脂肪組成成分に持ちます。
必須脂肪酸は血中コレステロールを正常化にする作用が大きいことで知られますが、コレステロールの80%を占める産生力を持つ肝臓そのものに働きかけて、過剰脂質であるLDLコレステロールの血管壁からの吸収を阻害します。
これにより次のような効果がアサイーの摂取によって期待されています。
- 血糖値と血圧の降下作用と調整作用。
- 血管内の血栓を除去し、血液循環を良くする。
- 動脈硬化の予防と改善。
- 心疾患、脳血管疾患、発がん、糖尿病などの生活習慣の発症予防効果。
- 炎症疾患やアレルギー症状の抑制。
- 悪玉コレステロールの増殖抑制。
- 整腸作用。
タンパク質の産生を促すアミノ酸パワー
タンパク質は生命を維持するうえでとても大切な成分です。特に、良質なタンパク質は体を作るうえで重要ですが、成果を発揮するにはアミノ酸のサポートが不可欠になります。
アサイーにはタンパク質の素になるアミノ酸が実に豊富で、その含有内容は鶏卵に非常に近いアミノ酸組成を持ちます。元気に活動できる健康効果がとても高く、脂肪燃焼の働きを促進させながら体の隅々まで栄養と酸素を運搬する作用を増進させて溌剌とした体を作りあげます。
アサイーに含まれるアミノ酸組成内容
チロシン・リジン・スレオニン・グルタミン酸・イソロイシン・シスチン・プロリン・アスパラギン酸・セリン・トリプトファン・ロイシン・バリン・ヒドロキシプロリン・アルギニン・グリシン・ヒシチジン・メチオニン・アラニン・フェニルアラニン