健康・美容面で期待できる効果について
オリーブオイルの齎す健康効果は遠くはギリシャの時代に遡りますが、万病薬としての効果が現代もなお息づいている素晴らしい先人からの産物です。
日本では今秋103歳になられる現役医師の日野原重明さんが、毎朝欠かさずオリーブオイルを頂く習慣から、その健康効果にブームが広がったのは記憶に新しいところです。
日野原さんは体調に何一つ支障をきたしていないかのように見えますが、実は大学時代に患った胸膜炎の後遺症により気管支を病み、最近では大動脈弁狭窄症が見つかりました。
しかし、実にはつらつとアクティブに生きられる姿には、ご自身の健康への配慮があってこそのものだとメッセージを送られているように思えてなりません。
その中でオリーブオイルを頂く習慣が相乗し、血液を綺麗にする作用が根本的な体の健康を招いているのかもしれません。
肌への効果
オリーブオイルは美肌、アンチエイジング、動脈硬化・糖尿病・心臓病などの予防と改善等、実に沢山の効果があることが知られています。飲食するだけではなく、肌へ直接的な作用を齎す効果はあまりにも有名で美容のサポートに使用する方法もごく一般になってきました。
オリーブオイルには毛穴をしっかりと広げて、毛根の先にまで溜まった老廃物をスッキリと出す作用がお馴染みですが、メラノサイトにまで働きかけるので毎日のクレンジングで徐々に頑固なシミも薄くなる効果が期待できます。
身近な話になりますが、先だって知り合いのお子さんが灯油缶をいたずらしてしまい体に灯油がかなりかかってしまったそうです。
そこで、オリーブオイルの洗浄効果を思い出し、キッチンにあったエクストラバージンオイルでマッサージするように擂りこんでぬるま湯で洗い流したところ、灯油の臭いもベトベト感もスッキリ落ちたとのことです。
威力の凄さが伺えますが、肌の保湿効果や抗炎症作用もあるので、子供さんの思わぬトラブルに大いに役立ちそうですね。
ただ、クレンジングで使用する場合には、顔は非常に柔らかい肌質ですので洗浄力が仇になるケースも否めません。保湿力やビタミン・ミネラルが豊富な蜂蜜を混ぜてクレンジングするのがお勧めです。
食への効果
悪玉コレステロールを減らす作用から生活習慣病の改善に功を奏すオリーブオイルですが、胃腸にも優しい作用が報告されています。
それは、消化を促進して胃腸の負担を和らげる働きです。胃の調子が悪いと、生野菜に手が出しにくくなりますがオリーブオイルをかけて頂くと消化を助けてくれます。
また、胃壁や腸壁に張り巡る毛細血管の血行を高めるので、胃腸そのもが健康状態を取り戻せるのです。特に、お豆腐との組み合わせサラダが効果的で、大豆イソフラボンとオリーブオイルのポリフェノールが相乗して抗酸化力を高め、体外から侵入するウィルスに負けない抗菌力で細胞被膜を保護します。
このようにオリーブオイルそのもを食する場合は、化学処理のされていないフレッシュなエクストラバージンオイルを使うようにしましょう。
オレイン酸のパワー
万能成分を誇るオリーブオイルには、スクワラン・ビタミンE・ビタミンA・ポリフェノール・葉緑素などが豊富です。体に良い成分が凝縮しているからこそ優れた健康効果を期待できるわけですが、中でも含まれるオレイン酸の力によるところが大きいといえます。
オレイン酸は一価不飽和脂肪酸といわれる化学構造を持つ脂肪酸で、酸化しにくい性質から次のような効果が期待できます。
胃酸の分泌を整えて胃を丈夫にする。
蠕動運動を活発にして便秘を改善する。
癌や心臓病の発症リスクを下げる。
血中コレステロール値の正常化。
強い日差しなどの紫外線対策。
血管拡張作用。
体内の過酸化脂質の合成を抑制して中性脂肪を付きにくくする。
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