亜麻仁油の摂取の際の注意点まとめ

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摂取する前に知っておきたい注意点とは?

健康効果に恵まれた亜麻仁油ですが、副作用に通じる注意点があります。特性を理解したうえで上手に使いこないして、酸化しやすいデリケートな性質を考慮しつつ正しい取扱いを知っておきましょう。

 

副作用!?と慌てる前に

血液

亜麻仁油には血栓を溶解する、優れた血流改善作用が備わっています。このため、手術を受ける前に摂取すると血液の凝集作用が働かず、血が止まりにくいといった事態に至ることも想定されます。

 

普段においても、出血を伴う怪我をしたときに流血状態が続くケースも稀ですが生じています。

 

過剰摂取しなければ問題の範疇になりませんが、もしこのような事態に遭遇した場合は、かかった医療機関にその旨を伝えるようにしましょう。

 

また、副作用を思わせる症状につぎのようなものがあります。こちらも過剰に多飲しなければ遭遇しないケースになりますが、便の状態が緩むという症状です。成分に食物繊維を豊富に含む特性から、量が多いと一時的に便が緩んでしまうのです。

 

蠕動運動が活発になるので、妊婦さんでは腸の活発な動きが早産を促す恐れがあるとして一部の間では妊娠中の亜麻仁油の摂取を控えるように指導しているところもあります。

 

しかし、深刻に受け止めず、適量である一日大さじ1杯の摂取量を順守していれば問題はないと考えられています。キシリトールのガムの注意書きと同じで、沢山摂ると食物繊維の働きでお腹が緩くなると認知しておくとよいでしょう。

 

単体では効果が出にくい!?

和食

亜麻仁油が古くから日本の食文化に浸透していなかった背景に、日本人の体質には有用な効果が出にくいからだとの説が出ています。一体なぜでしょう。

 

真意は定かではありませんが、肉をよく食べる欧米人と比べて食文化が違うからだとされています。

 

亜麻仁油は摂取して体内に取り込まれると、有効成分であるα−リノレン酸がDHAと呼ばれる生理活性物質に変換して効率よく利用される働きが知られています。しかし変換には亜鉛、ビタミンB群、マグネシウムなどの栄養成分が合わさらないと変換スイッチが上手く働かず、効果が見出されないというものです。

 

また、胃酸の働きも変換において非常に重要で、胃酸が少ない傾向にある日本人では更に有意義な亜麻仁油の栄養価が吸収されずらい展開に・・・。

 

バーベキュー

欧米人は亜鉛、ビタミンB群、マグネシウムが常食する肉に含まれ、肉を消化するために胃酸も多い体質なので変換スイッチが上手く作動するのです。

 

このような経緯から、亜麻仁油の摂取には胃酸の分泌も高めつつ、不足した亜鉛、ビタミンB群、マグネシウムを一緒に摂取する向きが勧められています。

 

指南によると良質なたんぱく質に合わせて、納豆、ゴマ、わかめ、酢の物、大豆等を組み合わせると良いと記されており、中でも発芽玄米が栄養価と健康の面からも一緒に摂取すべき最適な食品にあげられています。

 

取扱いに注意!酸化させないために

亜麻仁油は酸化すると栄養価が下がるだけではなく、身体機能に悪影響を齎すトランス脂肪酸に変異しやすい性質を持ちます。加熱や直射日光による高温下では特に要注意で、急速にトランス脂肪酸の含有率が高められてしまいます。

 

熱や光を遮断すること、空気に触れないように使ったらきちんと封を閉じることを原則にして、良質な状態でいただくように心がけましょう。

 

知っておきたいオメガ3脂肪酸の不足が招く体調不良

亜麻仁油に含まれる必須脂肪酸=オメガ3脂肪酸の成分は体内で産生できないので、食事を介して摂取することが大切です。

 

シソ油、胡桃、青魚、緑黄色野菜、大豆製品などにも含まれますが、摂取が極端に少なくなると身体を形成する素材が失われて多岐に亘る健康障害が現われます。

 

とくに、スナック菓子やインスタント食品、甘いお菓子などに含まれる有害脂質の影響で、健康障害に拍車がかかりやすい状態に陥りますので、今一度食習慣を見つめ直して体のために改善するように努力をしましょう。

 

オメガ3脂肪酸の不足が引き起こす健康障害

子供の身体発育の遅延、癌細胞の増殖、免疫機能不全、甲状腺機能障害、アレルギー症状の誘発、鬱病、心疾患、肥満症、アトピー性皮膚炎、ホルモン分泌の低下、老化の促進

 

亜麻仁油ベスト3

 

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