食事と乳腺炎の関係と予防法について
カチコチに乳房が張ったり、熱がでたり、痛みがたまらなくきつい乳腺炎は本当に辛いものです。
乳腺炎にかかる理由はいくつかありますが、全体の80%にあたる原因には食事が関与しています。
授乳の方法も誤ると更に症状が悪化して、母乳育児を断念するケースも出ていますので適切な授乳の仕方と正しい食事のとり方を熟知しておきましょう。
なぜ食べ物が乳腺炎に影響を及ぼすの?
乳腺炎に罹りやすい人はコレステロール値が高く乳腺が細い人です。このことからも食べ物が乳腺炎に密接に関係していることがわかります。
何かと誘惑の多いフライドポテトやポテトチップスなどの揚げ物類、生クリームたっぷりのケーキやアイスクリームなどの美味しいスィーツ・・・。脂質や糖分を沢山含む食品はまさにコレステロールの高い要注意食品です。
乳腺炎にはコレステロールの悪影響がダイレクトに結びつく特徴を持っています。そのため、摂取によって母乳を産生する血液の粘性が高まってドロドロ状態になり、詰まるという現象がおこることから乳腺炎を発症するのです。
糖質の高い果物や洋食系、お餅などにも発症原因となる食材要素が含まれますので、過剰摂取にならないように授乳中は特に気を付けましょう。
乳腺炎にならないための食事の摂り方
コレステロールの心配がない昔ながらの和食スタイルの食事を心掛けることが乳腺炎予防には一番大切です。主菜、副菜を主食であるご飯とともにバランスよく食べましょう。
忙しくておかずを作れないときは味噌汁の具の種類を多くしたり、スープやなべ物など、一つ鍋で調理してたっぷりの食材を摂るようにします。体を温める食事内容、沢山の野菜と鶏のささみなど高タンパクで低カロリーな食材を中心にするとよいでしょう。
またNG食品であるスナック菓子、油脂類、糖分を沢山含んだ食品などは避け、小腹が空いた時には排泄作用のある食物繊維を豊富に含んだ食品を上手に利用していただきます。
おからはクッキーやハンバーグのたねにもフル活用でき、腹もちも良いのでお勧めです。
最近話題のミルクスルーを食事のお供にしたり、ほっと一息つくときに飲むのも効果的です。ミルクスルーは名前のとおり母乳をスムーズに分泌する飲み物です。
イギリスのハーバリストと助産師がブレンド処方したハーブティーで、乳腺炎の緩和や予防に期待できると人気が高まっています。
乳腺炎になりやすい兆候を知っておきしましょう
少しだから大丈夫と思っていても、わずかな量のスィーツを食べて乳腺炎になる人もいれば、牛乳を1リットルあまり飲んで乳腺炎になる人、油脂類や糖分の多い食品を沢山食べても全く乳腺炎にならない人もいます。
これは乳腺の太さに関係があり、細い人ほど詰まりやすくなるメカニズムを持ちます。NG食品を少しでも食べて詰まりやすい症状がでると乳腺が細い傾向にあります。
また、兆候としては乳頭の状態から察することができます。
ニキビのようにポツポツとした白斑ができていると乳腺炎になる気配が濃厚です。白斑ができていると詰まるかけている証拠なので、赤ちゃんへの授乳時に痛みが生じます。
明確にするには白斑の部分を搾るようにしたときに、母乳が出るか出ないかを見てみましょう。母乳が出ないようであれば、乳腺炎の懸念が考えられます。
効果的な予防策は?
先にあげた和食中心の食事スタイルの他に、つぎのことにも意識を向けましょう。
食べ過ぎに気をつけましょう。
毎日の排便習慣を持ちましょう。
睡眠時間をタップリとって、ストレスを溜めないようにしましょう。
母乳マッサージを授乳前に必ず行いましょう。
後乳も飲ませるようにしましょう。
左右の母乳をまんべんなく飲ませるようにしましょう。
授乳時間が長く空くときは軽く搾乳するようにしましょう。
乳房が張って熱を持ったり痛みを感じるときには冷却しましょう。
浅飲みにならないようにしましょう。
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