デリケートゾーンが臭う原因と対策法について
会陰切開や悪露などの状態が続き、子宮内の環境が大きく変わるとカンジダ菌などが繁殖して生臭いような臭いを放つといいます。
また、体質もホルモンバランスによって変わるので、汗かきになるケースもあり、この場合下着内での汗により雑菌が繁殖することが原因になっています。そして産後の影響で尿漏れの影響もあり、下着が不衛生になることも考えられます。
いずれにしても当事者にとっては不快な原因です。しかし、産後ママの大半が経験していることなので、悩む必要も恥ずかしがる必要もありません。
衛生面での対策をとって、それでも尚臭いがあったり、かゆみなどの症状があるようでしたら出産した産院にかかりましょう。お住まいの保健所に在中する保健婦さんも、大変心強く親身になって相談にのってくれ改善に向けてアドバイスをしてくれます。
デリケートゾーンの臭い対策
お手洗いや普段の時間の対策
産後暫くの間はお手洗いの後でデリケートゾーンを拭くのが怖くなる方もいます。それは会陰切開の影響があるようです。
お手洗いのあとはシャワートイレの弱い水流で綺麗に洗って清潔を保ちましょう。そして拭くときは軽く抑えるようにします。外出先でシャワートイレがない場合は携帯式のノズルタイプの洗浄水が販売されていますので便利です。
また、デリケートゾーン対策に多くのママさんが活用しているのが、赤ちゃん用の流せるおしりふきです。赤ちゃん用なので優しい成分でソフトな使い心地で、安心して使えます。
生理のときなどにもナプキン替えに経血をしっかりと拭き取ることができます。コンパクトサイズもあるので、赤ちゃんとのおでかけにも持ち歩けます。
この他にも、吸水タイプの下り物シートをこまめに取り替えるのも有効です。下着にデリケートゾーンが直接触れないので、非常に衛生的です。
吸湿と発散に優れた通気性のあるデオドラントタイプを選ぶと良いでしょう。香料のきついものは肌が敏感になっているときなので極力使用は避けましょう。かぶれなどを起こして返って臭いの症状を悪化させてしまう心配が否めません。
入浴時の対策
入浴の時はこちらも香料のきついボディソープは避けておきます。無添加で肌に優しい材質の石鹸を選びましょう。
洗うときは決して強く擦ってはいけません。肌理を細かくした泡を肌にのせるように洗浄します。
シャンプーは必ず先に済ませておきます。後回しにするとせっかく清潔にしたデリケートゾーンにシャンプーの成分が流れて、肌を傷めてしまうからです。
デリケートゾーンは空気がこもりがちになるので入浴後はしっかりと水分を拭き取ることが原則です。症状が出ているときは小さめのハンドタオルなどを用意してデリケートゾン専用にしておくと、なお清潔感が保てます。
対策を講じても解消しない場合は?
先にれ触れましたが、出産を機に感染症にかかっていたり、子宮内にカンジタ菌が繁殖しているケースが考えられます。また腹痛を伴う場合は悪露の異常も疑われます。
産婦人科を受診すると大半のところが血液検査や菌の状態を検査するので、原因が特定できます。すっきりしないときは、早急に原因を解明しましょう。
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