リーキーガット症候群が発症する原因や症状について
ここ数年、患者が急増中の疾病にリーキーガット症候群があります。
Leaky(漏れる)Gut(腸)Syndrome(症候群)。英語からもわかるように腸が主原因となっている病気で、和名を腸管壁浸漏症候群といいます。
腸壁の粘膜に穴もしくは損傷があるために、腸管内にあるべきはずの未分解の物質、有害菌などが漏れ出して完全に腸のバリア機能が破られた状態に陥る病気です。
腸は免疫機能の大半を司る重要パーツです。免疫システムがリーキーガット症候群によって喪失し、あらゆる病気に罹患する確率が高まり、不健康体へと移行してしまいます。
原因は不規則なライフスタイルが関与しているところが一番大きいといわれます。健康を維持するためにも今一度ライフスタイルを見つめ直しましょう。
リーキーガット症候群になる原因
人それぞれに生活習慣が異なるように、その数の分だけ原因が沢山存在します。実際にいくつかあげてみますので、思い当たる項目は早速除去するように努力しましょう。
睡眠不足。
運動不足。
バランスの悪い食事内容。
アルコールのを飲む習慣がある。
糖質や脂質の過剰摂取による悪玉菌の増殖。
コーヒーなどカフェインを含む飲料や炭酸飲料などの多飲。
小麦食品の過剰摂取によるグルテンのアレルギー反応。
胃の消化機能の低下や消化器官の蠕動運動の低下。
鎮痛剤、抗生物質、ステロイド、ピルなどの長期間の使用。
空気間からのアレルゲン物質、重金属、化学物質の体内吸収。
合成着色料、合成保存料、防腐剤などの化学合成物質を添加した食品の常用。
乳酸菌などの発酵食品、食物繊維を豊富に含む食品、オメガ3系脂肪酸など、腸内環境を整える栄養素の不足。
どんな症状がでるの?
リーキーガット症候群は、荒れた粘膜腸壁から炎症物質が作られるので体中に有害な成分が蔓延する影響を及ぼします。そのため様々な病気を誘発するので、症状も多岐にわたって現れます。
関節炎。
長引く便秘。
太りやすくなった。
息や体臭が気になる。
喘息などの呼吸器疾患。
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患。
過敏性腸症候群などの腸の不調。
原因のわからない頭痛や、腹痛、発熱など。
鬱や統合失調症などのメンタルな部分へのダメージ。
食物アレルギーや花粉症などの耳鼻咽喉系の不調。
更年期障害、子宮筋腫などの産婦人科系の症状。
さらに掘り下げた症状例
過食症、こむら返り、違和感、下半身の冷えや冷え性、化学物質過敏症、低血糖症、不眠症、骨粗しょう症、てんかん、うつ病、喘息、統合失調症、眩暈、立ち眩み、クローン病、パニック障害、花粉症、チック症、炎症性関節炎、アトピー、膠原病、慢性疲労、倦怠感、頭痛、甲状腺機能障害、潰瘍性大腸炎、骨粗しょう症、皮膚疾患、過呼吸、自己免疫疾患、痛風、生活習慣病、下肢静脈瘤などの血管障害、肝機能障害、腎臓病、自閉症、過敏性腸症候群、胃潰瘍、高脂血症、高血圧、ドライアイ