リーキーガット症候群の改善・治療法まとめ

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改善する為に取り組みたい7つの事

生活習慣病やアレルギーなど症状が広範囲なリーキーガット症候群は、根本の原因を治すことが改善にむかう手立てとなります。

 

生命維持の橋渡し的存在といえる腸内環境が、悪い方向に傾きすぎた結果が症状を誘発する大元になっている背景からも、腸内環境をリフレッシュして健康にしていくスタイルが理に適った改善策に繋がります。

 

腸内環境を整える手段は簡単です。便通を良くし、善玉菌を増やすことです。

 

善玉菌と悪玉菌

 

腸内が元気に活性化すれば、腐敗した老廃物や毒素を産生する悪玉菌も減少します。そして腸壁も本来の役割である免疫機能を高めて、体中に酸素と栄養を血液に取り込ませて体全身が健康へと導かれます。

 

リーキーガット症候群の改善手立て

善玉菌を増やす働きを高める

善玉菌のエサとなる難消化性の食物繊維を沢山腸内に届けましょう。バナナ、おから、キャベツ、玄米、甜菜糖など。

 

あわせて、善玉菌の仲間を送りこみます。発酵食品や、乳製品等、ビフィズス菌やラクトフェリンなどの善玉菌が一杯の食品を積極的に食べましょう。

 

腸壁の粘膜の回復を高める

荒れた粘膜は穴があいている箇所もあるほど、ボロボロで炎症の症状も進んでいます。炎症効果を緩和するオメガ3脂肪酸、アミノ酸、Lグルタミンを摂取して粘膜をケアしましょう。食事での摂取が難しい場合はサプリメントの力を借りましょう。

 

睡眠時間をたっぷりととる

睡眠をとるのは本当に大事な行為です。熟睡モードに入った深夜に、体細胞を形成するホルモンが分泌され、腸内環境の働きも高まります。何かと忙しい毎日でも、睡眠時間をきちんと確保するようにしましょう。

 

消化器官を強化する

腸内環境の悪さは胃の働きも連動しています。胃が荒れていれば消化酵素も分泌されず、消化不良のまま食べたものが腸へ移動し、悪玉菌のエサとなって善玉菌の働きが弱っていきます。しっかりよく噛んで、暫くは消化の良い食品を食べるようにすると良いでしょう。

 

悪影響を与える食品の摂取をやめる

腸内環境に悪影響を与える食品とは悪玉菌の好物にあたる食品です。トランス脂肪酸を含む食品や揚げ物、糖分の多いお菓子など、コレステロール値も高い食品は体内循環を低下させる作用もあるので、リーキーガット症候群の症状を酷くします。誘惑を絶ち、和食中心の食品に切り替えましょう。

 

腸内に残存する毒素や有害物質を除去する

最終消化場になる腸内には色々なものがやってきます。リーキーガット症候群では排泄力が弱まっていますので、吸収されたバクテリアや化学物質や、悪玉菌から産生されるスカトールなどの毒素が溜まっています。

 

腸内の蠕動運動を高める食物繊維の摂取や、適度な運動で腸管に刺激を与えて排泄作用を改善しましょう。運動習慣は取りいれることで、脂肪燃焼効果も高まります。

 

リラックスする

ストレスはあらゆる疾病の原因ともいわれるほど、健康に関して重要な鍵を握っています。ストレッチ、アロマオイル、読書など自分が心から解放されるひと時を必ず作るようにしましょう。自律神経の働きが正常化されて免疫力も改善されます。

リーキーガット症候群を治す為の治療法は?

医師と患者

リーキーガット症候群は代替え医療から生まれた仮定の症候群であるため、治療法が確率されていないといわれます。

 

また、症状もあらゆる疾病に派生している点からも、対処療法や腸内環境を高めていく健康療法、免疫機能の低下から蔓延してしまったバクテリアやカンジダなどの細菌をひとまず除去するといった手段が取られます。

 

対処療法が中心

具体的な治療法に至るには、リーキーガット症候群ではなく、そこから移行してしまった病気に対して医療行為が施されるのが一般的です。

 

対処療法には、善玉菌で腸内環境を整えるプロバイオティクス食品を摂る方法や、食事バランスを整える栄養療法、体内を綺麗にするデットクスを目的とした断食などがあります。

 

珍しい対処療法

リーキーガット症候群に期待されるまだ聞き慣れない対処療法を二つ見つけましたのでご紹介します。

 

エリカホワイト療法

カンジダ菌を治療してリーキガット症候群を治すサプリメント療法になります。ココナッツオイル成分の中鎖脂肪酸に含まれるカプリル酸を用いたサプリメントを服用して、自然治癒力を高めつつ菌を細胞内に取り込まないように阻害します。

 

ケルセチン

玉ねぎにやブロッコリーに含まれる黄色色素=ポリフェノールです。まだ研究段階ですが腸管のバリア機能を増強する作用があり、腸管内粘膜に損傷を負うリーキーガット症候群の改善にも大きな期待が持たれています。

 

玉ねぎのケルセチンだけではなく、ポリフェノール類は腸管バリア保護作用と腸管免疫調節作用を持つことが報告されています。普段の食事にポリフェノールを多く含んだ食材を取りいれて、腸を強化していきましょう。

 

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