材料を小さく切ると発酵しやすいくなるのかを検証してみました。
酵素シロップを作る際に、「材料を小さく切って使うと発酵がしやすくなる」という情報をネットで見かけたことから、本当なのか一度検証してみる事にしました。
使う材料はパパイヤで、タンパク質を分解するパパイン酵素やプロテアーゼ、でんぷんを分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリパーゼなどの酵素が含まれています。
ただこれらの酵素がたっぷりと含まれているのは、青パパイヤという熟す前のもので、黄色く熟してしまうと酵素の量が少なくなってしまうことから、酵素シロップで使うなら、青パパイヤがおすすめです。
今回青パパイヤをスーパーで探してみましたが売っていなかったので、黄色いパパイヤで検証してみる事にしました。
それではパパイヤで酵素シロップ作っていきたいと思います。
今回材料として使うのは、ベトナム産 パパイヤ 2個とグラニュー糖です。
ちなみにベトナム産 パパイヤは、1個298円でした。
1.材料を切る
まずパパイヤの材料を切っていきます。皮を取り除くと果肉が崩れそうなので、皮ごと使うことにしました。よく洗ってから使います。
まずはパパイヤを縦に2等分してから、上部のヘタの部分を切ります。切る際に包丁がスッーと入っていきましたので、既に食べごろになっているようです。果肉はマンゴーのようにオレンジ色ですごく瑞々しくて美味しそうです。
種がたくさん入っているので、スプーンなどを使ってすべて取り除いてから、適当なサイズに切るだけです。
今回小さく切ると発酵しやすくなるのかを検証する為に、1個は小さく切って、もう1個はざっくりと切って、別々の容器に入れて酵素シロップを作っていきます。
少しパパイヤが余ったので、1口ペロリ。
う〜ん、柔らかくて果汁が口の中に広がってきます。
もちろん味は、甘くて美味しいですね。
2.材料を容器に入れる
まずはざっくりと切ったパパイヤから。
パパイヤとグラニュー糖の分量の割合は1:1.1。
パパイヤは約450gでしたので、グラニュー糖は約490g。
最初にグラニュー糖を下に敷きつめてから、パパイヤ→グラニュー糖→パパイヤ→グラニュー糖と重ねていき、最後にグラニュー糖を被せます。
同じく小さく切ったパパイヤの方も同じように容器に入れていきます。
容器の口は空気が入るように、開いたままにしておくか、虫や埃などが入らないか気になる方は、ガーゼを上に被せてから輪ゴムなどで絞っておきましょう。
これで材料入れは完了です。
さてどうなるのか、楽しみですね。
3.毎日かき混ぜる
手についている常在菌を利用して発酵させていきますので、毎日水洗いしてしっかりと拭き取った素手で1日1〜2回かき混ぜます。
翌日の様子。
小さめに切った材料の方が砂糖の浸透圧で水分がよく出ています。
3日目
小さく切っている分、砂糖に触れる面積が大きくなるので、その影響で早く水分が出て砂糖が溶けるのも早いんですね。
5日目
大きめに切ったパパイヤもかなり水分が出て砂糖が溶けています。あと大きめに切った材料の方が果肉は崩れやすいです。
大きく材料を切っているので、中から水分が出にくくなっていて、その間も手で混ぜているわけなので、果肉が崩れやすくなっているのかなと思います。
7日目
両方とも砂糖も溶けてなくなりましたので、これで終了としたいと思います。
今回検証したかった小さく切ると発酵しやすくなるのかということですが、残念ながら発酵によって泡がブクブク出るということはありませんでした。
ただ材料を小さく切ることで、砂糖の浸透圧により水分が出やすくなり、発酵しやすい環境が早く出来上がるのかなとは思いました。
あと試しに発酵しているならガスも発生しているわけなので、6日目に瓶に栓をして1日置いておきました。
翌日の7日目に開けてみましたが、残念ながら「プスっ」とも言いませんでした。
根本的に発酵していない、または仮に発酵していたとしても1日くらいだと音が出るほどガスが発生していないのか、正直よくわかりませんでした。
酵素シロップに関してはまだまだ疑問に感じることが多いので、これからも色々と検証していきたいと思います。
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