酵素シロップ作りを行う前に知っておきたい事や注意点について
酵素シロップは、容器に材料を入れ、手の常在菌の力を借りて発酵させることで、作ることができます。
ただ作り方を間違うとちゃんと発酵せずにカビが生えたり、腐敗してしまうこともありますので、最低限の知識は身につけておきましょう。
ちなみにメタボーが、ほとんど情報収集せず、知人から教えてもらった情報を元に酵素シロップを作って失敗した体験談について「酵素シロップの作り方【失敗編】」のページにて公開していますので興味がある方はご覧ください。
酵素シロップを作る上で必要な物
容器類と材料さえ揃えば、酵素シロップを作ることは可能です。順にご説明していきます。
容器類
毎日中身を確認して素手で材料をかき混ぜますので、透明のガラス容器でフタの口に自分の握りこぶしが入るくらいの容器を選びましょう。
容器の大きさは、作る量によって変わってきますが、メタボーは2Lのガラス容器を使用しています。
あと発酵させる際には、酵素が呼吸する為、容器のフタは密封せずに、開いた状態にしておきますので、開いた状態が気になる方は、何かフタの口に被せるもの(ガーゼや竹ざるなど)用意しておきましょう。
それと酵素シロップを作る際、容器には水分などが付いていない、中が乾燥された状態で使ってください。腐敗の原因になります。
仮に酵素シロップを作る直前に容器を水道水で洗った場合は、綺麗なペーパータオルなどでしっかりと水分を取ってから使ってください。
材料類
酵素の素となる野菜・果物・穀物などの材料と、発酵の際に必要な砂糖が必要です。
材料を選ぶ際のポイント
その時期や季節で旬な材料を選ぶことです。理由は旬な材料は、味わいが濃くて、栄養素もアップしますので、酵素シロップを作るのに最適なんです。
また材料は切ってそのまま使いますので、できれば無農薬か減農薬栽培の材料を使われることをおすすめします。
春
果物類
リンゴ、キウイフルーツ、バナナ、パイン、グレープフルーツ、アボガド、びわ、梅
野菜類
新キャベツ、しいたけ、エリンギ、グリーンピース
夏
果物類
イチジク、ぶどう、モモ、杏、バナナ、パイン、グレープフルーツ、アボガド、ブルーベリー、びわ、梅、すだち
野菜類
トマト、かぼちゃ、トウモロコシ、エリンギ、レタス、ウリ
秋
果物類
オレンジ、リンゴ、梨、柿、バナナ、パイン、ぶどう、グレープフルーツ、アボガド
野菜類
さつまいも、シイタケ、マイタケ
冬
果物類
イチゴ、オレンジ、リンゴ、西洋梨、キウイフルーツ、バナナ、パイン、アボガド、レモン
野菜類
ブロッコリー、ニンジン、キャベツ、エリンギ
適さない材料
酵素シロップに適さない材料は、においが強いものと、水分が多いものになります。
においが強いもの
ネギ科の野菜、ニンニクやニラ、ごぼうなど。
漬け物の材料となるものも
漬け物のにおいがしてきますのでおすすめできません。
大根やきゅうり、白菜、ナスなど。
水分が多いもの
スイカ
酵素シロップ作りに最適な砂糖
精製度の高い上白糖(白砂糖)またはグラニュー糖を使うと発酵が早まります。
ちなみに市販の酵素ドリンクでは黒糖を使っていることが多いですが、精製度が上白糖ほど高くなく、ミネラルなどの不純物も多いことから、発酵するのに時間がかかり、発酵技術などがないと、腐敗しやすくなります。
発酵助成剤
用意できるのであればスーパーなどで販売されている乾燥麹など。
発酵助成剤に関して最初はメタボーは使っていませんでしたが、何度かシロップを作るようになってから、どうせシロップを作るなら発酵助成剤を入れる方がメリットがあるかなという結論に至りました。
材料を洗う際に使う水
野菜や果物などの材料の汚れを落とす際に使うお水を準備しておきましょう。
水道水をそのまま使うと、塩素や金属などが含まれており、酵素が嫌いますので、ボウルなどに水を溜めて一晩おいた浄水を使って、材料を優しく洗いましょう。
もし野菜や果物の農薬除去をしたい方は、浄水に重層を小さじ一杯入れて、30秒ほど浸してから、キレイに洗い流せば、かなり取り除かれます。