発酵食品を摂りすぎることによる悪影響について

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摂り過ぎによって起こりえる3つの症状・悪影響について

体に良い食べ物はついつい、摂りすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、良い成分を有効に摂取するには適量を食べることがやはり原則になります。

 

他の食材との調和を取りながら食べるようにして、発酵食品においては種類の異なるものを組み合わせるなどして摂りすぎをセーブして本来の効果を発揮させましょう。

 

塩分の過剰摂取

塩分

味噌、醤油、漬物など塩分の使用量が比較的多い物は塩分過多の心配があります。

 

塩は発酵を高めたり保存性を増すために必要なものですが、ときに体に影響を与えることがあります。ただし、影響は量を多くとりすぎた結果によるものですので、通常範囲の摂取量でしたら心配は要りません。

 

高血圧など塩分に気を使う慢性疾患をお持ちの方の場合は量を控えたり、お味噌汁は出汁を効かせるなどして使用量を調整しましょう。

 

塩分の摂りすぎで知られる影響には血圧上昇があります。喉が渇きやすくなるため、水分摂取量が増えることにより血圧が高くなったり、交感神経が塩分によって刺激される作用から血管を収縮させて高血圧に至るというものです。

 

高血圧の方

 

また、この他にも世界がん研究基金が発表した胃がん発症のリスクが高まるとの見解も記憶に新しいところです。

 

塩分の過剰摂取の懸念が更に考えられるものに、アルツハイマー型認知症の進行があります。これは塩分だけにとどまらず、お酒、糠といった要素の発酵食品の過剰摂取も繋がっているといわれています。

 

アルツハイマーの方

 

アルツハイマー型認知症が発症するメカニズムにはアミロイドβタンパク質といわれる不要タンパク質の存在が原因物質になっています。塩分、糠、お酒などは老化の進んだ脳内に、この不要タンパク質を蓄積させる作用があり、そのためにアルツハイマー型認知症が進んでしまう要因を作るきっかけになるとの見解です。

 

発酵食品は体に良いものです。せっかくの利点を最大限に活かすためにも、適量を心掛けましょう。

 

腹部膨満感

発酵食品の摂りすぎで良く聞かれるのが、下腹部が張る症状です。善玉菌が元気になりすぎてガスを産生するので、腸管内にガスが充満して突っ張るように感じるのです。

 

とくに、不規則な生活習慣や食生活が祟って腸内環境が低下している方では、腸内が傷ついている状態であるので急に良い成分である発酵食品を過剰に食べ過ぎると、腹痛症状を起こしたりするケースも出ています。

 

腹痛を起こしている女性

 

量を沢山摂りすぎて、効果を早急に求めるのは禁物です。バランスよく発酵食品をメニューに配分しましょう。

 

アトピーの悪化

発酵食品のメリットにアレルギー症状を改善する作用があります。しかし、ケースによっては摂取もしくは過剰摂取によって症状自体を悪化させるケースがあります。

 

アトピーの女性

 

特に懸念されるのがコウジカビを利用した発酵食品です。味噌、鰹節、清酒、醤油などが該当しますが、アレルギーの原因物質であるカンジダ菌と似たような構造を持つことから、摂取によってアレルギー反応が強く出やすいのです。

 

酷い方ではビール酵母を使用した発酵食品にもアレルギー症状が出ますので注意が必要です。過剰摂取にならないように様子をみながら摂取するようにしましょう。

 

また、この他にもヨーグルトでもアレルギー悪化の懸念があります。この場合は牛乳自体がアレルゲンとなっている方が多く、乳製品に対しての分解能力が低いことが直接のアレルギー誘発となっています。アレルゲンが特定されている方は摂取を控えましょう。

 

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