ダイエット中の焼肉もこれで安心!押さえておきたい3つのポイント

様々な食への誘惑が多いダイエット中は、焼肉への憧れが一層強まるものです。
しかし、我慢しすぎはストレスホルモンを分泌してかえってダイエットに影響を与えてしまいます。また、敬遠しがちな焼肉であっても食べ方に気を付ければカロリーをセーブしながら堪能することも可能です。
これまでダイエットの大敵と思われてきた焼肉ですが、赤身の肉の健康効果や焼くことでのカロリーダウンが知られるようになりました。むしろ、お肉をたべる女性ほど痩せていると記すニュースも流れているほどです。
ポイントを押さえて、ダイエット中でも気にすることなく焼肉を楽しみましょう。
Contents
ダイエット中に向いたお肉をチョイスする
あるダイエッターの実験によると、お肉は茹でるよりも焼くことでカロリーダウンが上回る事実が明らかになりました。
それによると100gの牛肉を鉄板で焼くと、マイナス73kcal。脂がしっかり落ちる網焼きで、マイナス113Kcalという結果です。
このお肉を焼く効果を踏まえたうえで、お肉の部位を脂身の少ない物にすれば更にダイエットに優しい焼肉を楽しめられるようになるというわけです。
オーソドックスなところで、ささみや軟骨をはじめとする鶏肉。牛肉ならば、センマイやミノ、ホルモンといった噛みごたえのある内臓部位です。
咀嚼力を要する部位は、唾液分泌とともに消化酵素の産生も促進するので、ダイエットにも良い影響を与えます。また、最近話題の赤身の肉は痩身作用も齎すとして注目されていますので、是非焼肉でも心置きなく味わいたいところです。
因みに赤身の肉の中でも、モモの内側の下部分になるシンタマが脂の刺しが一番気にならずにダイエット中に適した部位になります。
赤身肉のダイエットパワー
赤身肉の魅力は優れた栄養価に伴った3つの特性です。
タンパク質が豊富
筋肉の働きはダイエットをするうえで重要なパーツになることから、とても大切です。
脂肪を燃焼するための代謝効率を高めるのは十分な血液中への酸素の取り込みであり、筋肉を媒介して酸素が放出されるからです。
脂肪燃焼作用を促進する働き
含有成分L-カルチニンは20歳から加齢によって減少する脂肪燃焼作用を促進する働きがあります。
赤みの肉には筋肉の増強とL-カルチニンが相乗して、消化に多量のエネルギー消費を要する出で立ちから、脂肪燃焼を高める作用が大きく期待できるのです。
甘い物の誘惑を抑制する働き
実は甘いものを欲しくなるメカニズムにはタンパク質が関わっているのをご存知ですか?
タンパク質は不足すると体がエネルギーを得ようと必死になり、消化吸収速度の速い糖質を欲するメカニズムを持ちますので、タンパク質の摂取が満たされることは大切であり、腹もちの良いタンパク質が豊富な赤身の肉を食べると、甘いお菓子などへの欲求が遮断されるのです。
焼肉を心から美味しく食べるために
お肉にはメリットが十分にありますが、デメリットになる部分も考慮しなければプラス作用が減退してしまいます。
ではここで焼肉を心から美味しく食べるための注意点をあげてみますので、知識として留めていただけたらと思います。
食べる時間
お肉は成分上、消化時間を要するのが特徴です。そのため、夜に食べるのは不向きであり就寝時間に差し迫っても尚、消化しきれない状態です。
夜に胃に物が詰まった状態は脂肪細胞への取り込み作用も働くことから、身体活動が高まるお昼ご飯に焼肉を食べるのが一番理想的です。
野菜を沢山食べる
赤身の肉の健康効果は先に触れましたが、一方で発がん性を高める影響も懸念されています。
これは肉の消化が悪い点から、多量摂取をすると大腸内で滞留して体外へ排出されづらくなることが原因と捉えられています。腸管内は免疫機能の殆どを司る器官であり、腸内環境が全ての身体状態に派生していくからです。
必ず焼肉を食べるときには、沢山の野菜を一緒に摂るようにしましょう。できればサラダなどのプレーンな生野菜がベストです。
タレは盲点
焼肉はダイエットでも食べ方によって安心していただけることがわかりましたが、タレの存在をついつい忘れがちです。お砂糖などの糖質が意外に多く、カロリーが高いのです。
塩だれや、麹を用いたタレ、レモン塩、オリーブオイルと塩コショウを合わせたものなど、自宅での焼肉では沢山のカロリーセーブに配慮したしたタレを楽しむと良いでしょう。
焼肉屋さんではお店によっても異なりますが、糖質制限用の焼肉ダレを用意しているところもありますのでチェックしておくと良さそうです。
もし、大根おろしがサイドメニューにあれば、タレと一緒にいただくと食物繊維も摂れて一石二鳥です。