スタッフの質や経営母体をチェックしておく事
断食道場の口コミを見ていると、絶賛する人の一方で批判する方も上げられます。ここでは主に一般的解釈からみた、断食道場を選ぶ時の注意点を参考までに挙げたいと思います。
断食道場のスタッフは医師でも看護婦でもない
断食道場はそこで行なわれる療法については全て自己責任です。
公的施設でもない限り医師が常駐している可能性は低いと思います。整体師や鍼灸師、薬剤師、健康療養士が非常勤で来る場合はあります。
ただ断食に参加する方々とパーソナルトレーニング契約を結んでいるわけではありませんので、責任の一旦はありません。あくまで参加者の健康促進の為の医学的、健康面でのサポートをするのがスタッフの役目となります。
断食道場の経営母体を参加前にチェックしておく
断食道場に申し込む前に注意して頂きたい点として、その経営母体を把握しておく事です。
断食道場では暇を持て余すことになりますし、大抵の道場には図書室がありますが、そこに特定の思想本や、宗教本がメインでおいている道場は新興宗教が経営母体の可能性があります。後から勧誘にこられても困りますし、参加者の健康以前に宗教の勧誘が目的ですと、参加者も目をひそめてしまいます。
また温泉などが経営母体の所も、HPをみると道場が作っている酵素ドリンクや栄養サプリメントを発売している所があります。断食は本来きちんとした食事をし復帰食にもっていくものですので、特定の栄養サプリメントを飲まないと痩せない、何ヶ月かおきにリピートしないと痩せないといってくるような施設はどうかな?と思います。
リピート割引がある所は、気軽に三ヶ月〜半年に一回リフレッシュ目的で参加する分には何も問題はありません。ただ勧誘が多い施設や、指導者養成コースと謳ったものがあるような施設に関しては、メタボー的にはあまりおすすめはできなかなと思います。
その他注意点まとめ
喫煙や飲酒は絶対にNGです。断食本来の効果が損なわれます。
プログラム実践中の個人的な判断での間食や運動は止めましょう。専門家の指導のもとでファスティングを行うのが断食道場です。
水分摂取量は一日1,5リットル以下を下回らないようにし、多くとも2リットルの水分を摂取します。水分摂取を怠ると尿毒症の危険が伴いやすくなります。
断食道場に行く前日は暴飲暴食を避け、野菜中心の小食で胃を均しておきましょう。突然の食生活の変化にも体が無理なくついていけます。
断食中の長湯は厳禁です。血の巡りが良くなりすぎ、逆上せる原因になります。
断食中は体内で適応現象が起こっているので急な動作は禁物です。立ち眩みのような症状が誘発されます。
体型や年齢によって受けて良い食事内容が異なり絶食が不可能なケースがあります。痩せすぎ体型の方や10歳代や高齢者の場合は医師が常勤する断食道場を選択し、実践の有無を確認しましょう。
断食中は薬の服用が禁止されます。薬を中断することで生命の危機に瀕するケースではファスティングは不可能です。また副腎皮質ホルモン剤や抗鬱剤も内服できませんので、医師に必ず相談しましょう。
高血圧や糖尿病の方は病状が悪化傾向にある状態では実践できません。医師の判断が必要ですが、基本的に心臓病や腎臓病などの障害を併発しているとインシュリンが欠乏し断食の実践が不可能です。
空腹感は持続しないので心配は要りません。凡そ半日後にエネルギーの消費により空腹感をおぼえますが、徐々に代謝が安定してスッキリとした感覚が先行するようになります。因みに、空腹で体が心配になる方もみえますが、体重70kgの方で約80日分のエネルギー貯蔵量を体内に保持しているといわれます。
病気の回復にも効果がありますが、次の疾病を持つ方は断食を受けられません。
悪性腫瘍、活動性肝炎、発熱、膠原病などの難病、心室性不整脈、精神疾患、狭心症、胃潰瘍、肝硬変心筋梗塞や脳卒中を患った経緯のある方、十二指腸潰瘍、臓器障害、痩せ型体型での糖尿病、機能不全インフルエンザ等の流行性疾患
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